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価値があるとはどのようなことか ちくま学芸文庫
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価値があるとはどのようなことか ちくま学芸文庫

ジョセフ・ラズ(著者), 森村進(訳者), 奥野久美恵(訳者)

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価値があるとはどのようなことか ちくま学芸文庫

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2022/04/11
JAN 9784480511140

価値があるとはどのようなことか

¥825

商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2023/03/11

生きている意味は?とはよく聞かれる問答です。その多くは生の価値について論じているのですが、では、価値とは何か?非常に難しい問題であると言えます。ラズ氏は法倫理学者ですが、この本を通じて「価値の普遍性」というテーマについて論証します。論証は様々なあり得る反論を並べていき、それに対し...

生きている意味は?とはよく聞かれる問答です。その多くは生の価値について論じているのですが、では、価値とは何か?非常に難しい問題であると言えます。ラズ氏は法倫理学者ですが、この本を通じて「価値の普遍性」というテーマについて論証します。論証は様々なあり得る反論を並べていき、それに対して反論可能なものと、エクスキューズをつけなくてはいけないものを順に論じていき、「価値の普遍性」の射程を絞り込んでいく、という内容です。価値が普遍的であるということを受け入れるならば、各人が何に価値を感じるかに多様性があることは、どのように説明されるのでしょうか? これという結論の得られない問題で、歯切れが悪いと思う人もいるかもしれませんし、難解と思うかもしれません(実際難解なのですべて理解できていませんが)。ですが、そのような議論を経ることで、自分自身の考え方が少し変化する、そんな風に感じられるかもしれません。 わたし自身も、本書とは論理が違うかもしれませんが「生きることそのものに価値などない」という意見です。これは一見否定的ですが、価値などないならば、むしろ何にでもなれる、どのように自分を価値づけるも自由、という概念に至る可能性を秘めていると思うからです。 トランス女性に対する謂われない非難がありますが、もしあなたが生きる価値を見失ったとしたら、この本を一周してみてもいいかもしれません。

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2022/05/25

第1章 愛着と唯一性 純粋性の消滅―意味の崩壊か、解放か? 飼い馴らすこと―欲望か、共通の過去か 公への脇道 愛着とアイデンティティ 集団のアイデンティティ 不安をやわらげるイスラエルの実例 第2章 普遍性と差異 テーゼ 価値はどのような場合に普遍的なのか? 倒置の論証 第3...

第1章 愛着と唯一性 純粋性の消滅―意味の崩壊か、解放か? 飼い馴らすこと―欲望か、共通の過去か 公への脇道 愛着とアイデンティティ 集団のアイデンティティ 不安をやわらげるイスラエルの実例 第2章 普遍性と差異 テーゼ 価値はどのような場合に普遍的なのか? 倒置の論証 第3章 生きていることの価値 問題設定 永続する生の個人的価値 生を延ばすことの個人的価値 生き続ける欲求の意義 死への恐れとそこからの眺め 第4章 人々を尊重する カント的由来 それ自体目的であることについて 価値づける人々 尊重する理由の導入 なぜ尊重するか? 人びとを尊重する

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2022/04/25

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480511140/

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