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会計と経営の七〇〇年史 五つの発明による興奮と狂乱 ちくま新書1647
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/04/07 |
JAN | 9784480074751 |
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会計と経営の七〇〇年史
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会計と経営の七〇〇年史
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
◯イタリア ・画家のカラバッジョ。 ・香辛料とともに疫病が東から運ばれてきた。 ・ペスト黒死病。ペスト流行の後、多くのルネサンス芸術家が教会の支援を受けて活躍するようになった。(ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなど) ・死の病ペストが社会、経済、文化といった面で揺らぎとリセ...
◯イタリア ・画家のカラバッジョ。 ・香辛料とともに疫病が東から運ばれてきた。 ・ペスト黒死病。ペスト流行の後、多くのルネサンス芸術家が教会の支援を受けて活躍するようになった。(ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなど) ・死の病ペストが社会、経済、文化といった面で揺らぎとリセットを起こし、そこから各分野で活躍するスターが生まれた。 ・当時のバンコは「融資」をメイン業務としていなかった。なぜなら教会が融資で利息を取ることを禁止していたから。時間は神のものだから、時間の経過に伴って生じる利息もまた神のもの。だからそれを商売人が取ることはまかりならぬとされていた。 ・ペスト流行後の15世紀に発展したメディチ銀行はフィレンツェに本店を置きつつ、イタリア各都市に視点を増やし、のちにヨーロッパ各都市に支店を作り、融資を行えないからこそ、巨大組織を作って手数料ビジネスを展開した。 ・大航海以前=地中海貿易(東方貿易)、イタリア全盛の時代。 ◯スペイン ・大航海時代=スペイン、ポルトガルの時代。 ・徴税業務の委任...。教会だけでなく国家レベルでも大きな問題だった。「税金を計算する仕組み」まだは作れても「徴税業務」まできっちり行うのはとても大変だった。そこでこれを請け負う「徴税請負人」が現れた。 ・当時は、カトリック教会が強大な権力をもつ一方で、国家の輪郭を作る王様は意外に権力が弱く、特に資金面でとても苦労していた。15世紀、今のスペインと呼ばれる地域が統一して一つの王国になり、大航海時代が始まった。 ・親譲りの会計嫌いのフェリペ2世は、資金繰りに苦しんで返済期間の長い公債を発行したり、他国の金融業者から借入を行うなどした結果、何度も破産宣言を出した。 ◯フランス ・17世紀、王立の絵画彫刻アカデミーを設立。国を挙げて芸術振興を図るとともに、美術品の輸出国側に転じて金銀の流出を阻止しようとした。 ・キッチリ男コルベールの徴税請負人制度 フランス財務総監として活躍。あまりにも複雑になりすぎた税制を整理、徴税制度にもメスを入れた。税金徴収業務の民間委託を実施した。アメリカのルイジアナ周辺に所有する領土にフランス国有の会社を設立した。 ・ほら吹き男、ジョンロー。 ルイジアナのミシシッピ開発を担保とした紙幣を発行、発行元のバンクロワイヤルの初代総裁に就任した。その後、海外の貿易特権を集中させたミシシッピ会社を設立した。バブル化したのちにあっけなく破綻した。 ・やりすぎ男、ネッケル。 スイスの銀行家でプロテスタントを招聘した。 ◯イギリス ・イギリスで 1830年に登場した世界最初の鉄道である「リバプール&マンチェスター鉄道」は港街と工業都市を結んでいた。この鉄道によって港で輸入した原材料を工場へ運び、大量に製造し、完成品を港へ運ぶまでの仕事が手早く行えるようになった。 ・蒸気機関はオランダ東インド会社をはるかに上回る規模の資金が調達できてそれを資本に大量に初期投資しないと事業が始められなかった。 ・まずは土地を買い、造成工事をして、鋼鉄製のレールをひく。そこまで一連の投資でやっと「道」が完成。そのあとは何カ所かに駅をつくらねばならないし、機関車の車両を揃えなければならない。さらには燃料に用いる石炭、駅の備品、補修部品、その他諸々、とてつもなく巨大な資金が必要だった。 ・南海泡沫事件。 南海会社は 1711年、南米地域と独占貿易を行う会社として設立された。イギリスは当時抱えていた財政赤字の解消を目論み、国債を南海会社株式と交換するプランを立てたが、これがはじまると、南海会社の株価が急騰、フランスと同じく大騒ぎとなった。 ・「会社に投資」して稼ぐのか、それとも「会社で働く」ことで稼ぐのか。それをどう組み合わせればいいのか。これは 21世紀のいまなお続く、永遠の難問。 ・コカ・コーラにとって、 CMをはじめブランドに対する支出はまぎれもなく「投資」です。もしかするとそれは工場の建物や機械への投資より重要性が高いかもしれない。自らのブランドを守り育てるために、どこへどれだけの投資をすべきなのか。これは従来の会計や経営の枠組みを超えた新しいテーマといえる。
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会計制度の成り立ちと背景を、歴史を追って紐解いていて、会計初心者にもとても分かりやすくて面白かった。合間に挟まれる軽口も楽しい。 決まりきった経理のルール、普段は感慨もなく流れ作業のようにやっているけれど、それは先人たちが少しずつ築き上げてきたものなのだなぁという当たり前の事を、...
会計制度の成り立ちと背景を、歴史を追って紐解いていて、会計初心者にもとても分かりやすくて面白かった。合間に挟まれる軽口も楽しい。 決まりきった経理のルール、普段は感慨もなく流れ作業のようにやっているけれど、それは先人たちが少しずつ築き上げてきたものなのだなぁという当たり前の事を、改めて実感した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■購入経緯 会計理論が生まれてきた背景を知りたかったため ■要旨 ・イタリアでは、東方貿易商人への盗賊被害を背景に、為替手形が利用された ・スペインでは、拡大する領土と支出を会計的に管理する仕組みが作れなかった ・オランダでは、株式会社と証券取引所が誕生した ・フランスでは、国家財政の再建を試み、国家の決算書の公開したものの、結果として、混乱を招く形となった ・イギリスでは、開業時の鉄道設備への資金調達・株主配当を背景に、減価償却が生み出された。 ・アメリカでは、鉄道会社のM&Aからは連結決算、鉄橋の大量生産からは、原価計算といった会計・経営手法が生み出された。また、自動車製造においては、フォードはベルトコンベアに導入により、大量生産を可能にした。さらに、大恐慌後には、証券市場改革を通して、 ①ルールに基づく決算書の作成 ②公認会計士による決算書の監査 ③投資家への決算書の公開 が義務化された。
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