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ボワソナード 「日本近代法の父」の殉教 日本史リブレット 人087
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ボワソナード 「日本近代法の父」の殉教 日本史リブレット 人087

池田眞朗(著者)

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ボワソナード 「日本近代法の父」の殉教 日本史リブレット 人087

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 山川出版社
発売年月日 2022/04/06
JAN 9784634548879

ボワソナード

¥220

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2022/07/24

高校日本史の副読本的な位置づけか。  70頁以下の「旧民法典の完成と暗転」の章は、一読の価値がある。  ボワソナードの功績は、旧民法典の編纂であり、法典論争で葬り去られたことは、よく知られた歴史的事実であるが、「旧民法がわが国の醇風美俗を壊乱する」という批判が、スローガンに過ぎな...

高校日本史の副読本的な位置づけか。  70頁以下の「旧民法典の完成と暗転」の章は、一読の価値がある。  ボワソナードの功績は、旧民法典の編纂であり、法典論争で葬り去られたことは、よく知られた歴史的事実であるが、「旧民法がわが国の醇風美俗を壊乱する」という批判が、スローガンに過ぎないものであり、法典論争の実質を有さないものであったと指摘されている。梅謙次郎の「徹頭徹尾の誤謬の妄言」とする評価も引かれている。  結局、イギリス法派とフランス法派の「パンの奪い合い」という評価も聞かれるが、本質は、市民層の形成のないところに、近代民法を持ち込むことにこそ、ボワソナードが遭遇し、翻弄された結末の「原因」があったといえるのではないか、と著者は分析する。  その後の民法学のドイツ法への傾倒を方向付ける歴史的事実が見られる。

Posted by ブクログ

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