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離婚の文化人類学 現代日本における〈親密な〉別れ方
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離婚の文化人類学 現代日本における〈親密な〉別れ方

アリソン・アレクシー(著者), 濱野健(訳者)

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離婚の文化人類学 現代日本における〈親密な〉別れ方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2022/04/05
JAN 9784622090847

離婚の文化人類学

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商品レビュー

2.5

4件のお客様レビュー

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2023/09/24

アメリカ人文化人類学者が書いた2000年代日本の離婚の民族誌とあるから楽しみに読んだが、期待に反して全然面白くなかった!!!!! 良い書物は昔のことが書いてあっても色褪せないが、本書は2023年に読むといたってフツウのことしか書いていない。 離婚なんてスティグマな時代はとっくに...

アメリカ人文化人類学者が書いた2000年代日本の離婚の民族誌とあるから楽しみに読んだが、期待に反して全然面白くなかった!!!!! 良い書物は昔のことが書いてあっても色褪せないが、本書は2023年に読むといたってフツウのことしか書いていない。 離婚なんてスティグマな時代はとっくに終わっているし、高度経済成長以降、夫婦間の親密性の在り方が変質したなんて今を生きている日本人なら誰もがわかること(それは「昭和の無口な頑固親父」とかいうイメージで我々の中にあるし、そんなのが時代遅れなことは誰でも知っている)。 本書で、離婚について人類学的見地から明らかにされことや新しく発見されたことは特になく、 ただ離婚をめぐる諸問題(離婚に至る経緯や法制度や共同親権、離婚後の経済的困難など)について記述してあるだけ。 というか筆者はそもそも記述にしか関心がなく、特に何かを明らかにしようという研究ではないのか? というくらい、新しい発見が皆無。 筆者はアメリカ人で英文で書かれた日本人向けの文章ではないという点をさしひいても、こんなに新しい発見が皆無な読書体験も珍しい。 章立ての意図も読みづらく、その章で何が明らかになるのか非常にわかりにくい。 そして訳文もとても読みにくい。 4800円もしたのに!

Posted by ブクログ

2022/10/21

アメリカ人の文化人類学者による2000年代初頭の日本の離婚事情の研究であり、それだけで興味をそそる。 日本は高度経済成長期には夫が長時間会社で働いて家を空け(家事はやらない)、その間、妻が家事全般をして生活を支える(仕事はやらない)という「甘え」による夫婦関係を築いてきた。この関...

アメリカ人の文化人類学者による2000年代初頭の日本の離婚事情の研究であり、それだけで興味をそそる。 日本は高度経済成長期には夫が長時間会社で働いて家を空け(家事はやらない)、その間、妻が家事全般をして生活を支える(仕事はやらない)という「甘え」による夫婦関係を築いてきた。この関係では、お互いにあまり趣味や価値観の共有がないと指摘されている。 バブルが崩壊し、経済成長がなくなり、自己責任を強調する新自由主義的な価値観が小泉首相のもと広げられることになり、自分のことは自分でやるというのがかけ声になり、夫も家事をし、イクメンをするのが当然求められ、妻も働きに出るのが普通になった。夫も妻も自立した個人として趣味や価値観を共有できることに重きがおかれるというように、夫婦間の親密性の性質が激変した。 このような状況で、従前の甘えた関係を続けようとする男性が離婚を求められる一因となっていると分析される。男性は長時間労働の現実は変わらず、賃金は低いまま一家を養うこともできない一方で、離婚をされないため自立をも求められ、女性は相対的に賃金がさらに低いため、離婚後は貧困に陥ることも多い。 これって、未婚率が高いのも、少子化が進んでいるのも、離婚が増えるのも、個人の判断のせいにされているけど、国家が貧しくなってるからでは?離婚の話にとどまらず、あまりに悲惨な状況を事例を踏まえて整理されると、読んでて辛い。面白い。

Posted by ブクログ

2022/05/13

序論 不安と自由 終身制の終焉 親密性の定義 恋愛と親密さのスタイル 不安定な時代の家族関係 頼り合いと結びつきによる関係性の理論化 象徴としての離婚、統計上の離婚 ジェンダーと離婚のダイナミクス 離婚の人類学 離婚研究の方法 第一部 終わりの始まり 第1章 日本的親密性のポリ...

序論 不安と自由 終身制の終焉 親密性の定義 恋愛と親密さのスタイル 不安定な時代の家族関係 頼り合いと結びつきによる関係性の理論化 象徴としての離婚、統計上の離婚 ジェンダーと離婚のダイナミクス 離婚の人類学 離婚研究の方法 第一部 終わりの始まり 第1章 日本的親密性のポリティカル・エコノミー 第2章 離婚しないための二つのコツ 第二部 法的解決 第3章 協議の構造 第4章 一緒の家族、ばらばらの家族 第三部 バツイチとして生きる 第5章 離婚のコスト 第6章 別れた人たちのきずな 結論 終わり、そして新しい始まり

Posted by ブクログ

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