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デジタル医療 現在の実力と未来 患者+医師だからこそ見えた
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP/日経BPマーケティン |
発売年月日 | 2022/03/25 |
JAN | 9784296100064 |
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デジタル医療 現在の実力と未来
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
これまで医師としてデジタル医療に多大な貢献をしてきた著者がギランバレー症候群を患い患者となることで得たデジタル医療に関する他では得られない様々な知見が述べられている。患者・医療従事者から見たミクロな視点から医療行政を踏まえたマクロな視点まで様々な視点からデジタル医療に関する可能性...
これまで医師としてデジタル医療に多大な貢献をしてきた著者がギランバレー症候群を患い患者となることで得たデジタル医療に関する他では得られない様々な知見が述べられている。患者・医療従事者から見たミクロな視点から医療行政を踏まえたマクロな視点まで様々な視点からデジタル医療に関する可能性と展望、課題が説明されており、デジタル医療に関わる、興味を持つ人にとって必読の書だと感じた。
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著者の高尾先生の講演を聴いたことがある。お名前に見覚えがあったので、書店で本書を手にして驚いた。末梢神経が障害されるギラン・バレー症候群にかかり、生死の境をさまよっていたというのだ。ギラン・バレー症候群といえば徐々によくなるイメージだが、先生の場合は稀なケースで、非常に重症で、長...
著者の高尾先生の講演を聴いたことがある。お名前に見覚えがあったので、書店で本書を手にして驚いた。末梢神経が障害されるギラン・バレー症候群にかかり、生死の境をさまよっていたというのだ。ギラン・バレー症候群といえば徐々によくなるイメージだが、先生の場合は稀なケースで、非常に重症で、長期間意識不明で、ベッドから起き上がれず、現在も全身に麻痺が残り、車椅子生活をされているという。 本書はその先生が、障害者となった自らの体験をもとに、最前線のデジタル医療とその課題をまとめたものだ。ちなみに、まだ回復途上のため、執筆は口述でなされたものだという。 前半はiPadやiPhone、Google、Alexa等、優れたアクセシビリティ機能を有するIT機器の活用が紹介される。すべて入院中にご自身が試行錯誤されたリアルな内容で、説得力がある。脳神経外科医で、デジタル医療の専門家である高尾先生でさえ、大変苦労されたのだ。本人だけでなく、家族や支援者がこれらの知識を得ているかどうかは、本人のQOLに大きく関わってくる。 後半は先生が病前に携わり、このコロナ禍でも活用されているデジタル医療のソフトやシステムの紹介である。我々の知らないところで、着々とデジタル医療は進化しているようだ。 ただ、統計でみると日本のデジタル医療の利用率ははさほど伸びていないという。湯水のように金を注いでおきながら全く機能していなかったcocoaから薄薄察してはいるが、残念ながら日本はデジタル先進国ではない。優れた技術はあっても、制度がその足を引っ張っていることも多い。 医療の場合は、バラバラに存在する個人データをどう紐づけるか、セキュリティ面をどこまで高めるか等、クリアすべき特殊な問題も多い。個人的にもどんなにポイントをつけられようが、マイナンバーカードを利用したいとは思えない。とはいえ、医療職のマンパワーにも限界はある。超高齢社会に突入して久しい日本にとって、デジタル化は喫緊の課題だと思う。色々と考えさせられる本だった。
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