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中央線小説傑作選 中公文庫
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中央線小説傑作選 中公文庫

アンソロジー(著者), 内田百閒(著者), 五木寛之(著者), 井伏鱒二(著者), 太宰治(著者), 松本清張(著者), 南陀楼綾繁(編者)

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中央線小説傑作選 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/03/23
JAN 9784122071933

中央線小説傑作選

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商品レビュー

3.2

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2024/10/28

 東京~高尾間を走るJR中央線の沿線を舞台とした短篇小説のアンソロジー。  東京生活も30年以上になるが、これまで中央線沿線に居住したことはなく、また通勤で使ってもいないし、武蔵境より西は乗車したこともないくらいなので、あまり馴染みがあるとは言えない。ただ、井伏鱒二を中心とした...

 東京~高尾間を走るJR中央線の沿線を舞台とした短篇小説のアンソロジー。  東京生活も30年以上になるが、これまで中央線沿線に居住したことはなく、また通勤で使ってもいないし、武蔵境より西は乗車したこともないくらいなので、あまり馴染みがあるとは言えない。ただ、井伏鱒二を中心とした阿佐ヶ谷会のことは『荻窪風土記』を始め参加者のエッセイなどで読んだことがあったし、文学者や画家など多くの文化人が住んでいた(いる)ことは有名な話。  中央線の線路で自死した原民喜の『心願の国』は正に遺書のような作品で、読んでいて堪らない感情が込み上げてきてしまった。尾辻克彦の『風の吹く部屋』は、収録作の中では一番のお気に入り作品。父と娘の微笑ましい生活の一コマの描写が続くのかと思って読んでいたら、「お風呂へ行くよ」とのセリフ。銭湯でなくてうちのお風呂に行くよというので??になったら、国分寺の自宅から中央線に乗って高円寺にあるお風呂に行くという話。シュールなようで生活感のある描写が何とも言えない。松本清張の『新開地の事件』は、昔ながらの農地が点在するムラと新しく住宅の広がるマチとが混在する ”新開地” における夫婦とその娘、養子に入った婿との愛憎を巡る事件を描き、さすが清張という作品。  

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2022/11/13

 会社帰り、国立駅内のモールにある書店にちょっと寄ってみた折に、店頭に平積みされていたので目につきました。私はまさに中央線沿線の住人で、もう20数年間通勤で利用しているので、タイトルが気にならないわけがありません。  内容は、中央線沿線を舞台にした短編小説を11編採録したものです...

 会社帰り、国立駅内のモールにある書店にちょっと寄ってみた折に、店頭に平積みされていたので目につきました。私はまさに中央線沿線の住人で、もう20数年間通勤で利用しているので、タイトルが気にならないわけがありません。  内容は、中央線沿線を舞台にした短編小説を11編採録したものです。幅広いジャンルのさまざまな作品が採録されていて、普段なら決して手に取らないような作品にも出会うことができました。

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2022/07/31

最初の内田百閒こそ四ツ谷~市ケ谷付近だが(ただし戦前)、以下は新宿より西、というか中野以西中心。やはり私になじみのある飯田橋あたりはあまり小説の題材にはならないようだ。漱石あたりまでさかのぼれば出てくるのだがあの頃は市電か。

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