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ハンス・ヨナスの哲学 角川ソフィア文庫
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ハンス・ヨナスの哲学 角川ソフィア文庫

戸谷洋志(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/03/23
JAN 9784041124079

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ハンス・ヨナスの哲学

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商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2026/05/22

昨年『生きるとは頼ること』を読んで気になっていたハンス・ヨナスについて著者の戸谷さんが解説書を出しているということで読んでみた。誰が責任を取るのかという責任の主体に焦点を置く通常の責任論に対して、ヨナスの責任論は誰に対して責任を果たすべきかという責任の対象から考えるという視点の転...

昨年『生きるとは頼ること』を読んで気になっていたハンス・ヨナスについて著者の戸谷さんが解説書を出しているということで読んでみた。誰が責任を取るのかという責任の主体に焦点を置く通常の責任論に対して、ヨナスの責任論は誰に対して責任を果たすべきかという責任の対象から考えるという視点の転換がある。(目の前で泣いている乳飲み子を放っておくべきではないのは対象の存在に対して責任を感じるから) なぜ対象に対して責任を果たすべきなのかという点についても、存在そのものへの価値、善を見出すという点から、未来世代への責任についても未来の世代が存在し果たすべき責任が継続すること自体に基礎を置いて考える。 気候変動、そしてAIによるシンギュラリティなど科学や技術により地球や人間そのものへの変化が現実的なものとなりつつある昨今、ヨナスの哲学は重要性を増していくように思う。ただ、雑に拾うと簡単に誤解が生じやすい論理だとも思うので自分も使い方には気をつけたいが、もう少し勉強を続けて感心分野との関連で考えてみたい。

Posted by ブクログ

2025/11/08

「ヨナスは海外では極めて有名な哲学者です。ヨナスほど、世界と日本とで認知度に差がある哲学者は少ないかも知れません。」と戸谷さんは述べている。 しかし、戸谷さんは、ヨナスの名が日本に広まらなかった理由については言及していない。 その理由、原因、は何かというと「日本には、すでに、ヨナ...

「ヨナスは海外では極めて有名な哲学者です。ヨナスほど、世界と日本とで認知度に差がある哲学者は少ないかも知れません。」と戸谷さんは述べている。 しかし、戸谷さんは、ヨナスの名が日本に広まらなかった理由については言及していない。 その理由、原因、は何かというと「日本には、すでに、ヨナスの思想と同等のものが存在していた」からだと私は思う。 GoogleのAI検索で「ハンス・ヨナスの思想」と「華厳思想」の共通点、と検索すると以下のようになる。 「両思想は、共に個々の存在の背後にある大きな連関性や全体性に着目し、その認識から人間や自然に対する深い配慮や責任を導き出そうとしている点で共通しています。ヨナスが「未来への責任」という形で現代社会への具体的な倫理原則を打ち立てたのに対し、華厳思想は世界そのもののあり方(縁起)を説くことで、包括的な倫理観の基盤を提供しています。」 同じく「ハンス・ヨナス」と「道元」の共通点、とAI検索すると 「両者の思想は、現代の環境問題や生命倫理の課題を考える上で重要な視点を提供します。人間中心主義の限界を指摘し、人間と世界の関わり方そのものを見直すことを促す点で、現代に通じる共通のメッセージを持っています。」 私はこの本を読み進めていくうちに、華厳思想や禅でハンスの思想の代替はできると思った。 要は、「自分なんてものはないのだ、あるのは世界との関係性だけだ」という仏教的考え、これが欧米の哲学にはそれまで無かった、だから、ヨナスやハイデガーの考えはヒットしたのだ。 しかし、ヨナスやハイデガーの本を読む必要はある。理路整然としているからだ、曖昧さを含んだ禅や華厳思想を現代の言葉で明確にしてくれる。これはありがたい。

Posted by ブクログ

2024/09/26

理性(精神)と物体という二元論のわかりやすさに陥りがちな議論に「生命」という概念をどのように持ち込んだかが、詳しく語られる。現象学や実存主義、特にハイデガーについて少しは齧ってないと読み通すのは難しいかもしれないが、ヨナスの思想についてテーマを絞って本当に丁寧かつ誠実に解説してく...

理性(精神)と物体という二元論のわかりやすさに陥りがちな議論に「生命」という概念をどのように持ち込んだかが、詳しく語られる。現象学や実存主義、特にハイデガーについて少しは齧ってないと読み通すのは難しいかもしれないが、ヨナスの思想についてテーマを絞って本当に丁寧かつ誠実に解説してくれている。

Posted by ブクログ

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