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「おくのほそ道」をたどる旅 路線バスと徒歩で行く1612キロ 平凡社新書999
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2022/03/17 |
JAN | 9784582859997 |
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「おくのほそ道」をたどる旅
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
雲巌寺や山刀伐峠に行かないというユルユルっぷりw その代わり、曽良に思いを寄せたり、今おくのほそ道をなぞることの意味を考えたり、なかなか良いアプローチと思う
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文学的に「おくのほそ道」を学ぼうというよりは、概要を知って、どのように旅をしていたかに興味があったので、手に取った本。 これまで白河の関に行ったことがないので、日光街道を歩いたのちに行ってみたいな。(まだまだ先の話になるかもしれませんが・・・)
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●は引用、その他は感想 朝日新聞社のデジタルマガジン「&」の「クリックディープ旅」に連載中から断続的に読んいたが、”路線バスと徒歩で行く”とはタイトルに偽り有りで、実際に歩くのは1日1時間程度(日によって違う)。それ以外はバスの他、鉄道、タクシー、レンタカーを利用して、いる。ど...
●は引用、その他は感想 朝日新聞社のデジタルマガジン「&」の「クリックディープ旅」に連載中から断続的に読んいたが、”路線バスと徒歩で行く”とはタイトルに偽り有りで、実際に歩くのは1日1時間程度(日によって違う)。それ以外はバスの他、鉄道、タクシー、レンタカーを利用して、いる。どうでも良いことだが。 ●石巻市と登米市の路線バスを調べていく。そこで登場してきたのは、市民バスとか住民バスと呼ばれるバスだった。民間のバス会社の路線バスのほかに、もうひとつのバスが生まれていた。調べてみると、かつては民間会社がバスを運行させていたが、人口が減り、マイカーが増えていくなかで採算割れに陥ってしまった。しかし路線バスには、公共の乗り物という役割があった。そこで行政との協力体制を模索することになる。市町村とタクシー会社が手を組むケースも出てくる。運賃を割り引いたり、定額にして負担を減らす。赤字分は行政が補填する。石巻市や登米市には、そんなタクシーもあったが、市民バスもあった。これまでのバス会社に行政側が委託する形をつくり、バス路線を維持していた。→バス路線はインフラ維持費がが少ない分、鉄道に比べて路線変更、廃止を容易に行なえる。また逆に行政側が資金援助して維持することも容易ということ。先に読んだローカルバス路線が令和になっても存続している理由の一端と思われる。 ●夜のバス停というものは不安なものだ。市街地なら周囲に灯もあり、人の気配がある。しかし地方に出、人家も少ない道端に立っていると、バスが現れなかったら今晩は・・・と思ってしまうのだ。たぶんその不安は、ほかの人よりも強い気がする。僕はアジアや発展途上国を歩くことが多い。バス停に時刻表が貼りだされていることはまずない。いつバスがくる?近くにいる人に訊きながら待ち続ける。結局、バスが姿を見せなかったことは何回もある。ここは日本だから、そんなことはない・・・と自分にいい聞かせても、アジアの路上で刷り込まれてしまった不安は、トラウマのような塊になって心のなかを占めていた。
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