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教育格差の診断書 データからわかる実態と処方箋
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/03/11 |
JAN | 9784000615242 |
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教育格差の診断書
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都会と田舎では教育格差の問題は違う。 学力調査はやりっぱなしになっている。 小学4年の段階で、家庭環境による学力格差は完成してしまう。 現在の教育は格差の縮小に向かっていない。 家庭環境に恵まれていると、勉強が好きでわかることが楽しいという時間が増える。 非認知能力(たとえばグリ...
都会と田舎では教育格差の問題は違う。 学力調査はやりっぱなしになっている。 小学4年の段階で、家庭環境による学力格差は完成してしまう。 現在の教育は格差の縮小に向かっていない。 家庭環境に恵まれていると、勉強が好きでわかることが楽しいという時間が増える。 非認知能力(たとえばグリッド)を育てる。家庭環境に恵まれているほうがこれも高い。 男子は業績主義的、女子は生徒指導的な面で優れている。当たり前ではなく女性の社会進出の阻害要因でもある。 育つ家庭環境によって学力の違いがある現実を認めるべき。 日本の教育改革は、思い付きで始まり総括もないまま終わる。 ゆとり教育、大学改革など。データで示されないまま。 調査やデータ管理を専門とする組織を作るべき。 社会が現状維持を好むため、これまでの施策に効果があると思いがち。 現場は多忙なので、なんとなく説得力がある言葉を使いがちである。(早寝早起き朝ごはん、非認知能力、など)
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調査の概要 1 いろは市学力パネルデータ 2 調査対象地の特性 第1章 日本の教育行政が実施する学力調査の問題点……川口俊明 1 「やりっ放し」の学力調査 2 なぜ、いろは市学力パネルデータが必要なのか 3 いろは市学力パネルデータの意義と課題 4 本書の構成 第2章 学力調...
調査の概要 1 いろは市学力パネルデータ 2 調査対象地の特性 第1章 日本の教育行政が実施する学力調査の問題点……川口俊明 1 「やりっ放し」の学力調査 2 なぜ、いろは市学力パネルデータが必要なのか 3 いろは市学力パネルデータの意義と課題 4 本書の構成 第2章 学力調査を分析するための基礎知識――朝ご飯は学力に繫がるか?……川口俊明 1 統計というツール 2 統計分析のための基礎知識 3 パネルデータで何がわかるのか? 4 クロスセクション分析とパネルデータ分析 5 パネルデータ分析が必要なわけ 第3章 進級しても変わらない格差――児童間・学校間における格差の平行推移……松岡亮二 1 日本の義務教育制度と教育格差 2 データと変数 3 分析結果 4 データで可視化される実態――格差の平行推移 5 政策への示唆――実態を変えるためにすべきこと 第4章 学習時間格差を是正するには――子どもの環境差に応じた働きかけ……数実浩佑 1 努力格差・学習時間格差という問題 2 子どもが学習に向かう四要素――分析枠組み 3 分析方法――計測できない影響をどう見積もるか 4 分析に用いるデータと変数 5 分析結果――階層による四要素の影響差 6 何が学習時間を伸ばすのか――階層による要素の違い 第5章 小学生のグリット(やり抜く力)格差の推移……垂見裕子 1 なぜグリットに着目するのか 2 分析に用いる手法 3 グリットの推移――小四〜小六の間の変化 4 グリット格差の推移 5 どのような経験・活動・意識がグリットを高めるのか 6 グリットが高まると学力は向上するのか 7 グリット格差に関するまとめと考察 第6章 学校文化と教育格差――――日本社会に文化資本概念をどう適用するか……知念 渉 1 文化資本という考え方 2 文化資本と日本社会への適用 3 子どもの生活様式空間の構築に使用する変数 4 子どもの生活様式空間とそれの背景にある力学 5 結論――生徒指導への順応と業績主義への順応 第7章 アンケート調査の落とし穴――――客観的な数値データは正しいか……土屋隆裕 1 アンケート調査の結果は正しいか 2 よくある調査回答データの歪みとその原因 3 全国学力・学習状況調査に見る回答誤差 4 いろは市調査に見る回答誤差 5 アンケート調査データの落とし穴 終章 「教育改革やりっ放し」のループを抜け出すために……川口俊明 1 教育格差の処方箋 2 次は何をするべきか 3 教育格差の実態把握のための読書案内・ウェブサイト
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