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少女漫画家「家」の履歴書 文春新書1352
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/02/18 |
JAN | 9784166613526 |
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少女漫画家「家」の履歴書
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商品レビュー
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21件のお客様レビュー
少女漫画黄金期までにデビューした漫画家12名の、住んだ家にまつわる思い出。 ご本人の談話を、編集してエッセイ的な文章にまとめられている。 水野英子、青池保子、一条ゆかり、美内すずえ、庄司陽子、山岸涼子、木原敏江、有吉京子、くらもちふさこ、魔夜峰央、池野恋、いくえみ綾といった、レジ...
少女漫画黄金期までにデビューした漫画家12名の、住んだ家にまつわる思い出。 ご本人の談話を、編集してエッセイ的な文章にまとめられている。 水野英子、青池保子、一条ゆかり、美内すずえ、庄司陽子、山岸涼子、木原敏江、有吉京子、くらもちふさこ、魔夜峰央、池野恋、いくえみ綾といった、レジェンドたちだ。 (少女漫画を読んで育たなかった自分にも、お名前はかねがね…という方々。) その思い出の家の間取りも、イラストで再現されている。 再現イラストは、残念ながらご本人の手になるものではないけれど。 デビュー前後、実家で描き始めた環境が面白い。 漫画なんて、と親に反対された人もいれば、家族が協力的で、作画やマネジメントを引き受けてくれる人もある。 時代の違いは随所に感じられる。 まだ戦争の影響が残っている時代なんだなあ、と改めて感じさせるエピソードも多い。 たとえば、大陸から引き揚げてきた家族で、ただ一人自分だけ「内地」で生まれた、などという庄司陽子先生のエピソードを読むと、50年代はおろか、その後20年くらいは、まだまだ「戦後」なんだな、と思う。 それから、女性が仕事をすることへの社会の風当たりも、今とは全く違う。 一般的な仕事でもそうだろうが、ましてや漫画家で、しかも多くの人が10代でデビューするのだ。 まだまだ、漫画の地位も低い時代に。 仕事が軌道に乗り、アシスタントを使うようになると、「若者が夜遅くまで集まり、よからぬことをしている」などと思われ、居づらくなったりする。 そのせいもあるのか、多くの人が、20代くらいで家を建てたり、マンションを買ったりする。 最初はえっ?その若さで!と思ったが…。 比較的早い時期からヒット作を出したレジェンド作家たちだから家を買えるのだろうが、そういう選択をせざるを得なかったことは、やはり重い。 家が切り口になっているけれど、それぞれの人の半生がたどれ、興味深かった。 第二弾はあるのかな? 池田理代子さんとか、大和和紀さんとか、入っていても不思議でないレジェンド作家はまだまだいる。
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名だたる少女漫画家の先生が登場します。(漫画ファンにはそれだけでも豪華!) 子どもを持つ世代のせいか、先生方の幼少期に注目して読んでましたが、どの先生も小2~3くらいの時期には漫画を描き始めていたんですね。 幼いながらも、「描かずにはいられない!」という情熱を感じました。漫画の...
名だたる少女漫画家の先生が登場します。(漫画ファンにはそれだけでも豪華!) 子どもを持つ世代のせいか、先生方の幼少期に注目して読んでましたが、どの先生も小2~3くらいの時期には漫画を描き始めていたんですね。 幼いながらも、「描かずにはいられない!」という情熱を感じました。漫画の神様に選ばれし者って感じがします。 「家=不動産」なので、登場する先生方のお財布事情まで分かってしまうのですが、凄まじいですね。笑(都会の一等地に家一軒建てるくらいの収入はあったと。人によっては一軒どころか何軒も!) あの作品の裏側では作者はこんな暮らしをしていたんだ、が分かるこちらの書籍。 モノづくりをする方には参考になるのではないでしょうか? 暮らしが作品に与える影響力の大きさは相当なものです。そこから、作者独特のモノの見方が育まれ、作品に反映されるものなのだな、と思いました。 ”個性”や”オリジナル”といったものは、他人と違う事をしようと思わなくても、自分を極めた先ににじみ出てくるのかも知れません。 理想を追求した先に見えるものを作品にする人もいれば、日常生活の延長線上を作品にする人もいます。(作品作りから人によりけり) どちらであっても、他人と比較して違いを見つけるのではなく、自分にあるもの(求めるもの)を追求して漫画を描いてたら、個性が出てた、という感じなんですよね。 私個人的には、山岸凉子先生のエピソードが面白かったです。(スピリチュアルや占い好きなもので) 目に見えないもののパワーは無下にできないな、と。 次の引っ越しの際は、風水を取り入れようと思いました。 ”流行っているものは既に古い。 皆の想像を裏切らなければ、 新しいものは作れません。” 山岸先生のお言葉です。 先生の常にバージョンアップを怠らない、作品のみならず読者に対しての熱意と愛情を感じます。 (あー、だから私、山岸先生の本好きなんだな、、、) Kindleに眠っていた「レベレーション」を再度読み直そう!
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自身が長年過ごしてきた家というものはクリエイターの作風にも大きな影響を及ぼしている。作品は読んでいても、作家がどのような生活を送ってきて、それがどう作品に関わっているのかは読者には皆目わからない。その一端を知ることができて興味深かった。一条ゆかりはかなり読んだ方なので特に印象深か...
自身が長年過ごしてきた家というものはクリエイターの作風にも大きな影響を及ぼしている。作品は読んでいても、作家がどのような生活を送ってきて、それがどう作品に関わっているのかは読者には皆目わからない。その一端を知ることができて興味深かった。一条ゆかりはかなり読んだ方なので特に印象深かった。祖父が事業で成功し裕福な家で、姉たちは一人づつお付きのばあやがいる。雛祭りともなれば奇麗に着飾って大きな日本人形と写真に納まる。しかし父は事業センス皆無で家は破綻。6人の兄弟姉妹の中で末っ子のゆかり氏のみが生まれたときから貧乏というのが憤懣やるかたないという。それがきらびやかな世界を描く原動力となった。 パタリロ!の魔夜峰央氏。翔んで埼玉がヒットするもすぐに未完で終わったのは、当時住んでいた埼玉から、横浜加曽台の海の見えるテラスハウスに引っ越した為、埼玉の話を書くことが出来なくなったため。 家は人生に影響力がある。しかし大体どの先生も中学・高校から頭角を現している。ものになる作家さんはそもそも出来が違うのだと感じた次第。
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