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一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書 宗教編 公立高校教師YouTuberが書いた
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
発売年月日 | 2022/02/23 |
JAN | 9784815610890 |
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一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書 宗教編
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一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書 宗教編
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
世界史の中でも重要な役割を占める宗教。これに焦点を当てて、それぞれの宗教の根底にある流れを理解できる一冊。名前しか知らなかった宗教もあり、少し世界の見方を広げることができました。
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宗教の歴史。偶発的にトピックスに触れて思い出す事もあるが、こうして体系的に学べるのは有難い。例によって「一度で絶対忘れない」は誇大広告だが、そう言い切るだけの価値はある。 宗教とは規律。行為の意味付け、連帯の醸成。 何気ない人生の日々の繰り返しに「生存それ自体」と「序列化ゲーム...
宗教の歴史。偶発的にトピックスに触れて思い出す事もあるが、こうして体系的に学べるのは有難い。例によって「一度で絶対忘れない」は誇大広告だが、そう言い切るだけの価値はある。 宗教とは規律。行為の意味付け、連帯の醸成。 何気ない人生の日々の繰り返しに「生存それ自体」と「序列化ゲーム」以外の本質的目的を与える。その目的を共有する事で人々は結束する。 シュメール人の宗教は、現代の宗教の源流の一つになっていると言える。メソポタミアにいち早く都市国家を作り、文明を築いたシュメール人。その都市国家ウルクに実在したと言われるをギルガメッシュにまつわる物語を記したギルガメッシュ叙事詩の洪水のエピソードが、旧約聖書に影響与えた。旧約聖書ではノアの方舟のエピソードだが、物語は分岐しながらも繋がっている。それはまるで、DNA解説で人類のルーツを辿るようでもある。 ゾロアスター教が人類初の世界宗教。ユダヤ教やキリスト教を始めとする多くの宗教に影響与えた出発点。アダムとイブの子孫がノアでありアブラハム、モーセ。この末裔がユダヤ教やキリスト教を生んだパレスチナの民族や、イスラムを生んだアラブ人。そこから本書は、ユダヤ教、キリスト教の解説を開始する。乱暴だが、気になった所を抜粋しつつ、流れを書き出してみる。 ー 第二次ユダヤ戦争以降、ローマ帝国ではユダヤ教の禁止令が出され、違反者に死刑が与えられた。200年ほど後、ユダヤ教の信仰が認められたのは、ローマ帝国後期の皇帝コンスタンティヌスによるミラノ勅令。ミラノ勅令は、キリスト教の信仰をローマ皇帝が公認したものとして知られるが、ユダヤ教を含むすべての宗教の信仰の自由も、これにより認められたことになる。一方で、イエスが十字架にかけられた場所であるパレスチナはキリスト教の聖地と化しており、キリスト教の土地になってしまっていた。 イスラム教徒とキリスト教徒が聖地エルサレムをめぐって戦ったのが十字軍。十字軍はイスラム教徒のみならず、キリストの殺害者とみなしていたユダヤ人にも敵意を向け居住地を襲撃した。ヨーロッパにおいてユダヤ人は都市の中で、すべての職業のギルドから締め出され、製造業も商業活動もできなかった。その結果、キリスト教徒が禁止されていた金融業だけに従事した。 第一次世界大戦中、ユダヤ人から戦争の協力を取り付けるため、イギリスはパレスチナの後にユダヤ人の国を建設すると言うユダヤ人の目標を承認した。ところが第一次世界大戦が終わると大国間の取り決めによってパレスチナの地の統治はイギリスに一任される。 第一次世界大戦に敗れたドイツは、敗戦の原因は、イギリス側についたユダヤ人の裏切りにあると言う反ユダヤ主義が爆発した。そのため、ナチスドイツの時代にはユダヤ人の市民権を剥奪するニュルンベルク法を制定。 イエスが登場したローマは、共和制から帝政になる頃、初代皇帝アウグストゥスの時代。税の徴収人にユダヤ人が任命されており、ユダヤの貴族の一部はローマに媚びるような存在になっていた。こうした中、善悪二元論と終末思想が広がり、パリサイ派が支持を集める。パリサイ派は、律法を守らせることこそ重要だと言う形ばかりの律法主義に陥ってしまった。 コンスタンティヌスがお膳立てしたにニケーア公会議ではイエスと神は同質であるというアタナシウス派を正統とし、イエスは神によって作られた人間とするアリウス派を異端とした。その後アタナシウス派の説に神が及ぼす力を示す存在である精霊も同質であると言う考え方が加わり、三位一体説が誕生。キリスト教の正式な教義であるとされた。 コンスタンティヌスはキリスト教の信仰を公認した皇帝だが、ローマ分裂前の最後の皇帝であるテオドシウス帝の時代にキリスト教は国教とされた。テオドシウスはキリスト教以外の宗教を禁止。ギリシャやローマの神々の神殿を破壊する。この頃キリスト教の中で国教とされたのはアタナシウス派が、やがて普遍的な、みんなの、という意味を持つカトリックという言葉で呼ばれ始める。 …という雰囲気。初見で絶対に忘れないとは言えそうにないが、よく分かる体系だてた一冊だと思う。
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非常に分かりやすい説明。背景や政治·文化との説明があり、すんなり頭に入ってくる。受験生でなくても勉強になる。他のシリーズも読んでみたい。
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