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地図でスッと頭に入る 鎌倉・室町時代
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 昭文社 |
発売年月日 | 2022/01/28 |
JAN | 9784398144652 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
しばらくサボっておりましたが、一応時代順に読み進めております!笑 2022年2月の刊行だから鎌倉初期なんかは『鎌倉殿の13人』に内容を寄せてある。(心なしか一部キャラクターのビジュアルもキャストに寄せてある。『鎌倉殿』ではないけど、八代執権 時宗はほぼ和泉元彌さん…) ドラマの...
しばらくサボっておりましたが、一応時代順に読み進めております!笑 2022年2月の刊行だから鎌倉初期なんかは『鎌倉殿の13人』に内容を寄せてある。(心なしか一部キャラクターのビジュアルもキャストに寄せてある。『鎌倉殿』ではないけど、八代執権 時宗はほぼ和泉元彌さん…) ドラマのガイド本にもなったろうに何故リアタイで読まなかったのか( ; ; ) 最近は院政期を鎌倉時代に含める考えもあるらしいが、本書では源氏の挙兵〜応仁・文明の乱を取り扱っている。 「1192」で習った世代に目線を合わせ、それでいて最新の研究も上手く盛り込まれていた。(その代わり、平安時代と比べて文化面の紹介が乏しかったけど汗) 本のリアタイはできなかったが、何だかんだでドラマのおさらいができた。御家人や守護大名が力をつけようものなら即座に芽を摘みとるのは、鎌倉も室町も変わりない。でも室町が想像以上にエグくて、恐らく『鎌倉殿』で展開されたそれとは比にならないレベルだった。 くじ引き(!)で選出されたという6代将軍 義教は恐怖政治を行なった人物。比叡山延暦寺の焼き討ちや気に入らない守護大名の粛清を次々に実行した。他にも関東支配の拠点だった鎌倉府が幕府に反旗を翻し、関東の守護大名らもそれに触発されたりと、応仁の乱よりも前から乱世の土台が出来上がっていた。 武士の時代が到来するというのは実際どういうことなのか…ドラマで目にもの見せられ、本書で再認識したのだった。 本書の醍醐味は何といっても「中世史の最前線」コーナーである。 最新の研究について記したコラムで、面白いのが従来説との比較だ。今まで習ってきた「史実」と呼ばれるものがひっくり返る感覚。これまでの時代でも味わってきたけど、驚愕するよりも毎回ついつい面白がってしまう! 有名処でいえば源頼朝像で、あの有名な肖像画は足利尊氏の弟 直義だった…というやつ。ニュースで聞いた時は腰を抜かしたものだが、今では足利尊氏像(髪を振り乱して黒馬に跨る男性)の方も別人説が浮上しているという。尊氏家臣の高師直説が有力らしく、しかも戦前から疑われていたんだとか。 対外関係も聞いてきたこととは違う「史実」で溢れていた。 第二の元寇 弘安の役でフビライは、前回の約3倍の数を派兵(元・高麗・南宋軍で構成)。あわよくば南宋の失業者(職業軍人)を日本に植民しようと目論んでいた可能性があった。 時代が下り室町に入ると、中国や朝鮮半島沿岸部を荒らし回る倭寇が登場。しかし構成員は日本人が1−2割程度で、残りのほとんどは中国人か高麗人だった。etc… 対外関係には外部の史料も加わるので、見落とす点が発生するのも無理はない。しかしどこで何が埋もれているか分からないから、決めつけで歴史の授業をするのは良くないよね。 戦国時代より表立ってはいないものの、全てにおいてきな臭かった。 どちらにしろ、「1192(いいくに)」の解釈は外れていたのか。
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大河ドラマの予習・復習にどうぞ。 歴史の授業だとあまりに細かすぎてよくわからないまま流れていくような鎌倉時代と室町時代を取り上げた本。一応一度は歴史を頭に入れたことのある人向けだろうか。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」視聴者はこれでドラマの内容がわかりやすくなるかも。鎌倉殿の13人...
大河ドラマの予習・復習にどうぞ。 歴史の授業だとあまりに細かすぎてよくわからないまま流れていくような鎌倉時代と室町時代を取り上げた本。一応一度は歴史を頭に入れたことのある人向けだろうか。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」視聴者はこれでドラマの内容がわかりやすくなるかも。鎌倉殿の13人に合わせて出版されたのだろうけど、後半は室町時代なのでそこは注意。
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