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謎の海洋王国ディルムン メソポタミア文明を支えた交易国家の勃興と崩壊 中公選書124
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/01/07 |
JAN | 9784121101242 |
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謎の海洋王国ディルムン
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メソポタミア文明の中で、まだ一般的にはよく知られていない、バハレーンにある交易国家について、発掘経験もある著者のマニアック解説本。 いや~面白かった。 人によっては何が面白いんだ、という感じでしょうけど、知らない歴史を知ることができ、ロマンを感じれるところがいい。 今でも、5~7メートルくらいの古墳が、28000基(!)も見れるそうです。 紀元前5000年前くらいから出来初め、ウル第三王朝期にディムルンとして、オマーン半島のマガンから銅の輸送で栄えたそうな。 王の名前は2名しかわかっていないそうですが、その名前(リムム、ヤグリ・イル)からアモリ人の可能性が高く、南メソポタミアの砂漠地帯に住んでいた遊牧民がここにまで来ていたということが分かったそうです。因みに、ハムラビ法典で有名なハムラビもアモリ人。 もう、アケメネス朝時代には文明期を過ぎ、一地方都市のような位置づけだったらしいですが、何気ないナツメヤシの貸し借りの私的な契約書の楔形文字の粘土板に「ダレイオス一世の治世16年目」と書いてあることで、いつの時代かが判明してしまう、というところも発掘は面白いと思いました。 小ネタとして面白かったのが、都市の人々が利用したものの中で、「取っ手が取れるフライパン」がみつかっていること。日本人は1996年にフランスのティファールが初めて取っ手が外れるフライパンを発明したという宣伝がされていますが、それよりも4000年前にすでにあったというもの。 休日のくそ暑い日にクーラーを入れながら砂漠の話を読むのも、おつなものです。
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バハレーンにこんな古墳群があったとは!と、わくわくしながら読みました。ちょっと繰り返しが多い気がするけれど。
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バハレーンに残る世界最大の古墳群。今から4000年前、ペルシア湾の海上交易を独占し繁栄を極めた謎の海洋王国の興亡を解明する。
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