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蛇口 オカンポ短篇選 はじめて出逢う世界のおはなし 1937-1970
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東宣出版 |
発売年月日 | 2021/12/17 |
JAN | 9784885881046 |
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蛇口 オカンポ短篇選
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蛇口 オカンポ短篇選
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作品紹介・あらすじ 世界的作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの盟友、アルゼンチンを代表する作家のひとりビオイ・カサーレスの妻、アルゼンチンでもっとも裕福な女性のひとり、そして20世紀スペイン語文学におけるもっともエキセントリックな小説家、シルビナ・オカンポ。 1937年のデビュー作...
作品紹介・あらすじ 世界的作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの盟友、アルゼンチンを代表する作家のひとりビオイ・カサーレスの妻、アルゼンチンでもっとも裕福な女性のひとり、そして20世紀スペイン語文学におけるもっともエキセントリックな小説家、シルビナ・オカンポ。 1937年のデビュー作『忘れられた旅』から1970年の『夜の日々』までに書かれた5つの短篇小説集をもとにして編んだ日本独自の短篇選集。 数も形も明らかにされていない無数の蛇口からしたたる滴たちの轟音、鳥たちは蛇口の旋律を奏で、犬たちは満月の夜に蛇口の歌を吠える……チベットの奥地にある秘境を旅した思い出を、幻想かつ詩情あふれる文体で描く表題作「蛇口」、ブチ切れるたびに自らの肉体を嚙みちぎる猟奇的な自傷行為をくりかえし、自ら命を落としてしまう女の悲劇をユーモラスに語る「マルバ」、迷信深い女と結婚した語り手の男性が、見知らぬ女へと変貌していく妻を前に困惑する「砂糖の家」、聾啞学校全生徒の一斉失踪の奇跡譚「これが彼らの顔であった」、ボルヘス風の幻想譚「見えない本の断章」など、36篇収録。 ***** ホルヘ・ルイス・ボルヘスの盟友であり、アドルフォ・ビオイ=カサーレスの奥さんであり、生涯の友がイタロ・カルヴィーノだった、なんてことが書かれていたので、食指が動いてしまったシルビナ・オカンポ。ボルヘスもビオイ=カサーレスもカルヴィーノも大好きな作家だったので「期待値マックス」の状態で読んだ。 正直「期待値マックス」の期待には応えてくれなかったけれど、やはり何かとても面白い。何がとても面白いのか上手く表現できないのだけれど、僕の場合「上手く表現できない」状態にしてくれる作家はまず間違いなく大好きな作家になる。 本書の解説にも書いてあったけれど、多分ジャンル分けするとすれば「幻想文学」になるのだろうけれど、あまり幻想という印象は受けなかった。もっとあっさりしている、というかさっぱりしている、というか。スススーっと入ってくるんだけれど、スススーっとは抜けてくれない読み応え、ってな感じ。やはり上手く表現できない(汗)。 読む人によっては「なんか下手くそな文章だな」という印象を与えると思う。確かに足が地についていない文章という感じだし、物語の進め方もちょっとたどたどしいという感じもあるかも知れない。でもそんな「足に地がついていない」たどたどしたが妙に僕のツボにピッタリとハマってしまった。読後に似たようなハマり方をした作家が日本にいたなぁ、とボーっと考えていたら、作品の内容は異なるものの鈴木いづみさんの作品から受けたのと同じような感覚だった。 全36篇。中には「ん?」と思ってしまう作品もあったけれど、夢中で読み終えてしまった。解説に「ほぼ同時期に別の短篇集が出版されている」とあったので、そちらも探し出して購入。時間をおいてじっくりと読んでみたいと思っている。
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多分自分が一番好きな作家(ビオイカサーレス)の奥さんだった方。案の定結婚する前から(勿論後からも)女性関係が賑やかだったらしいな。本人は結婚後に執筆を始めたようである。中身は短短編。ほぼマジックリアリズム(現実と幻想のミックス)だが、不思議だなー。幻想的だが、現代ってさ、ユーチュ...
多分自分が一番好きな作家(ビオイカサーレス)の奥さんだった方。案の定結婚する前から(勿論後からも)女性関係が賑やかだったらしいな。本人は結婚後に執筆を始めたようである。中身は短短編。ほぼマジックリアリズム(現実と幻想のミックス)だが、不思議だなー。幻想的だが、現代ってさ、ユーチューブ、ネットで動物が喋ったりSFが普通の世の中を日常から体験してるからか違和感がなくて、そういう作品共々ふわっと何かを伝えて去っていくそういう感じ。ちょっと長めの短編は結構濃い目というか、70年代の仏、伊辺りのサスペンス調でなかなか刺さる
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捉えどころのない雰囲気が漂う幻想短編集です。何度か読み直してもまだ意味がよく分からない話が多くあったのですが、不思議と次を読みたくなってしまいます。残酷、メルヘン、愛欲など様々なテイストの話が収録されています。不思議な女と出会う「謎」がお気に入り
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