脱税の世界史 宝島社新書630

大村大次郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2021/12/10
• JAN: 9784299022417

商品レビュー

2024/07/10

税を通じて世界の歴史、現在のGAFAなどの世界上と学べる。切り口が新鮮だったし、何より文体がかなり読みやすかった。
個人的にタックスヘイブンの運用方法なども新鮮で面白かった。
税に対してネガティブなイメージがあったが、税をきちんと運用できなければデフォルトor他国から侵略を許してしむうので税をきちんと取るということは国力の現れなんだと思った。

2023/10/14

# 国と税金の関係から除く、文明の栄枯盛衰

## 面白かったところ

* 古代文明における帝国が滅びる理由の一つを知れること
* 富豪と貧民のバランスが崩れると国が潰える
* 賢い人ほど、税金のことを考えている

## 微妙だったところ

* 世界史のはずなのに、引用が分かりづらく信憑性に欠ける
* ビートルズから古代文明まで、世界史の規模感の統一感がない

## 感想

この書にかかれていることがすべて事実だと仮定すると、時代を問わずカネを稼いでいるヒト（法人も含む）ほど税金対策をして戦っている事がわかった。

GAFAを始めとする外資系企業だけでなく、日経の大企業もおそらく対策を講じているだろう。

こういう切り口で世界史の窓を覗くことは、とてもおもしろかった。