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海坂藩に吹く風 藤沢周平を読む
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/12/09 |
JAN | 9784163914787 |
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海坂藩に吹く風
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藤沢周平氏の作品のうち、いわゆる「海坂モノ」を中心に紹介された書評集。藤沢作品を論じた本は様々あるが、この本はとても読みやすかった。中でも『蝉しぐれ』と『三屋清左衛門残日録』が大きく取り上げられているのは、自分が読んだ作品ということもあって、なおさらこの本に好感が持てた。あらため...
藤沢周平氏の作品のうち、いわゆる「海坂モノ」を中心に紹介された書評集。藤沢作品を論じた本は様々あるが、この本はとても読みやすかった。中でも『蝉しぐれ』と『三屋清左衛門残日録』が大きく取り上げられているのは、自分が読んだ作品ということもあって、なおさらこの本に好感が持てた。あらためて藤沢作品を読み返したい、と思う。
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昨年12月、藤沢周平評論本が上梓された。一冊まるごと、ひとりの作家について語るのだから、さぞかし何か新しい視点から書いているのに違いないと思い紐解いた。 結果は、面白いか、面白くないか、と言われれば心地よい読書だった、改めて藤沢周平が好きになった、と思った。それと同時に深い深い...
昨年12月、藤沢周平評論本が上梓された。一冊まるごと、ひとりの作家について語るのだから、さぞかし何か新しい視点から書いているのに違いないと思い紐解いた。 結果は、面白いか、面白くないか、と言われれば心地よい読書だった、改めて藤沢周平が好きになった、と思った。それと同時に深い深い失望を味わった。順番に語っておきたい。 本の前半は、著者が「海坂藩もの」と考えた長編・短編を余すことなく紹介・論評を加えたものである。「海坂藩大全」という本から漏れた「臍曲がり新左」「鱗雲」「三ノ丸広場下城どき」「闇討ち」を海坂藩ものにしている。そもそも「三屋清左衛門残日録」が海坂藩だったとは意外だった。全体的に単なる粗筋紹介に終わらない丁寧な論評もついていた。 「藤沢時代小説は、文章が優れてエンタメだから素晴らしいのではなく、人間が描けているから素晴らしいのだ」要約すれば、そういうことを本書全体で言っているのだが、何を今更当たり前のことを書いているのか、とは思った。藤沢周平の海坂藩論に関しては、向井敏「海坂藩の侍たち(文春文庫)」など多く出ている。そこで、海坂藩に関する時代小説の魅力は既に出ているだろう。今の時期にもし上梓するのだとすれば、この十数年間に文藝春秋が発掘した「初期短編集」、日本食品経済新聞社時代の小説以外の文章、そして最近発掘された直木賞受賞前後の日記類について、評論がされるのだと期待したのだが、「一欠片」も出てこなかった。いったいなんなんだこれは? 湯川豊の経歴を本の奥付けで見て、私は真から失望した。1938年生まれ、文藝春秋社取締役などを経て退社。そのあと、私立大学教授などを歴任。(現在84歳)ーーとある。確かに藤沢周平を読み込んでいるのではあるが、結局は文藝春秋社が、元役員に対して「おべっか」を使って、こんなに見事な装丁の美本をつくったのである。素人に毛の生えたような本だ、と言ったら怒るだろうか?
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正直なところを言えば、藤沢作品をあまり読んでいない。その分、藤沢周平作品を原作とする、映画は何本も観た。たそがれ清兵衛、隠し剣、蝉しぐれ、花のあと、、、などなど。いずれも胸を打つ美しい映画だ。その原作者の小説も、さもありなんと思い、この本を手にとった。登場する作品群を、時間がかか...
正直なところを言えば、藤沢作品をあまり読んでいない。その分、藤沢周平作品を原作とする、映画は何本も観た。たそがれ清兵衛、隠し剣、蝉しぐれ、花のあと、、、などなど。いずれも胸を打つ美しい映画だ。その原作者の小説も、さもありなんと思い、この本を手にとった。登場する作品群を、時間がかかっても、ぜひ読んでみたいと思った。
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