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新年の二つの別れ 新装版 朝日文庫
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新年の二つの別れ 新装版 朝日文庫

池波正太郎(著者)

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新年の二つの別れ 新装版 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/12/04
JAN 9784022650214

新年の二つの別れ 新装版

¥220

商品レビュー

3.5

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2022/03/25

時代の感動は現代も通じる 池波正太郎の「鬼平犯科帳」、「剣客商売」など「追う者も追われる者も一命をかけて戦い、生活し、愛し、愛されていくところに、期せずしていくつもの主題が生まれてくるから」と書き続けたという。時代を重ねた表現は今でも感動し、元気を得たような気持ちにさせる小説は素...

時代の感動は現代も通じる 池波正太郎の「鬼平犯科帳」、「剣客商売」など「追う者も追われる者も一命をかけて戦い、生活し、愛し、愛されていくところに、期せずしていくつもの主題が生まれてくるから」と書き続けたという。時代を重ねた表現は今でも感動し、元気を得たような気持ちにさせる小説は素晴らしい。それはその時代のことでも現代リアルの世界を克明に映し出していることなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2022/03/16

幼い頃に離別し、晩年に再会した父の話、様々な地域への旅日記、ポテトフライ、オムライスといった食にまつわる話、歴史上の人物に関する考察など幅広いジャンルのエッセイ集。 しきたりを重んじ、独特の美意識にこだわる池波氏の個性があちこちににじみ出た54編。 中でも、昭和20年、浅草の家が...

幼い頃に離別し、晩年に再会した父の話、様々な地域への旅日記、ポテトフライ、オムライスといった食にまつわる話、歴史上の人物に関する考察など幅広いジャンルのエッセイ集。 しきたりを重んじ、独特の美意識にこだわる池波氏の個性があちこちににじみ出た54編。 中でも、昭和20年、浅草の家が焼失し敗戦が明らかになっている時にみた桜の蕾に命の素晴らしさを感じたという「私の桜花」が印象に残った。 歌舞伎座でおしゃべりやものを食べる音に我慢ができなくなったり、機械化が人間の肉体的、精神的感覚を鈍化させると主張するくだりには共感できるものがあった。

Posted by ブクログ

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