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朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち
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朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

高麗博物館朝鮮女性史研究会(編著)

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朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会評論社
発売年月日 2021/12/03
JAN 9784784511532

朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

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商品レビュー

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2022/07/17

1991年、韓国で金学順ハルモニが日本軍「慰安婦」の体験者として証言したことから、戦後46年を経てようやく日本の人々に「慰安婦」問題が認識されるようになった。以降、「従軍慰安婦」問題の第一人者として吉見義明氏らが精力的に研究を進め、軍の強制性の歴史的事実を積み重ねて、日本軍に強制...

1991年、韓国で金学順ハルモニが日本軍「慰安婦」の体験者として証言したことから、戦後46年を経てようやく日本の人々に「慰安婦」問題が認識されるようになった。以降、「従軍慰安婦」問題の第一人者として吉見義明氏らが精力的に研究を進め、軍の強制性の歴史的事実を積み重ねて、日本軍に強制された「従軍」に等しい事実を検証した。本書は、朝鮮女性史研究会の樋口雄一氏らの論文、調査研究をまとめた「産業慰安婦」の歴史的経過と課題を検証する。明治期の日本の朝鮮侵攻や朝鮮併合により、朝鮮に植民地遊郭や日本式公娼制度を導入し、同時に日本でも朝鮮料理店として、朝鮮人のみならず、日本人も利用する性接待を伴う料理店へと全国展開していく。多くの朝鮮人の若い女性が、貧困のどん底から、学校に通えるなどの甘言によって騙されて、日本全国に送り込まれ、炭坑などに従事する朝鮮人男性の性のはけ口として利用され、余りのつらさに自殺者もいた記録が残される。日本の敗戦後その事実を語ることなく、人知れず、本国に戻り、または日本に帰化した朝鮮の人々。当時の日本の基幹産業である産炭地に多くの男性朝鮮人が労働力として送り込まれ、仕事のつらさを博打、麻薬、朝鮮料理店の性接待で紛らわそうとした財閥や事業主。驚くことに松代大本営の陣地構築に際しても、朝鮮料理店が利用された事実。福岡県は、官民が融合した「売春王国」であったことなど、地方の事実の積み重ねも非常に重要だ。

Posted by ブクログ

2022/03/19

最近、日本の侵略戦争について改めて学びなおしています。 ツイッターで紹介されているのを見て、読みたいと思っていたこの本を、年明け本屋さんをぶらぶらしていたらみつけたので迷わず購入しました。 高麗博物館朝鮮女性史研究会がまとめたもので、日本が植民地支配を広げたのと同時に、植民地に...

最近、日本の侵略戦争について改めて学びなおしています。 ツイッターで紹介されているのを見て、読みたいと思っていたこの本を、年明け本屋さんをぶらぶらしていたらみつけたので迷わず購入しました。 高麗博物館朝鮮女性史研究会がまとめたもので、日本が植民地支配を広げたのと同時に、植民地に「日本式遊郭」を移植していった歴史、また、多くの朝鮮人を強制連行し過酷な労働に従事させた炭鉱所やその周辺に「産業慰安所」を設置していたという歴史を明らかにしている。 資料が少なく、「不十分ながら」としていますが、日本の植民地支配、侵略戦争が朝鮮に何をもたらしたのかを学ぶことができた。 朝鮮の経済、農業を破壊し、朝鮮の国民を極貧状態にしたこと。それに伴い多くの朝鮮人が仕事を求めて日本に流出したこと、多くの女性たちが貧しさゆえに仕事があると騙されて従軍慰安婦や産業慰安婦にされたこと。 全くおぞましいことは、過酷な労働条件のもと、多くの逃亡者が発生したため、それを阻止するために、朝鮮の女性たちを慰安婦として従事させていたこと。 性的な欲求を満たせば、不満が解消されるだろうという日本の支配層の考え方にゾッとしたし、そのために女性たちをまさにモノ扱いし利用していたという事実は、今の日本の性産業のあり方にそのまま残っていることにさらにゾッとした。 それにしてもなぜ、こんなにも日本は「男性は性的な生き物」で女性はそれを満たす対象物とされてきたのか。 それを国が自治体が率先して整備し、性病が広まらないように管理したという資料も残っていることがこの本で示されている。 日本の侵略戦争の残酷さはこれまでも学んできたつもりだったけど、まだまだ知らないことがたくさんあるし、知れば知るほどひどすぎる。 どれだけ朝鮮人や女性たちを踏みにじってきたのか。 この歴史を反省せずして、日本が世界に語れることがあるのだろうか。 本当に性差別のない国を目指そうとするなら、従軍慰安婦はもちろんのこと、産業慰安婦を管理していた事実も認め、 その歴史を明らかにして、二度と繰り返さないことを誓うべきだと思う。 読み込めてない部分もたくさんあるので、理解も不十分だと思うけど、この問題について引き続き学んでいきたいと思う。

Posted by ブクログ

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