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人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/11/29 |
JAN | 9784000615051 |
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世界の4つの宗教(キリスト教、イスラム教、仏教、儒教)を概説し、その中で神道を含めた日本の宗教、心の在り方を語ります。 著者は宗教の研究者ではないので、ご自身が学んだぎゅっと凝縮された1冊。ブックガイドとしても利用可能。 個人的には、「神道」が整理できたのが一番の収穫。 手元に置...
世界の4つの宗教(キリスト教、イスラム教、仏教、儒教)を概説し、その中で神道を含めた日本の宗教、心の在り方を語ります。 著者は宗教の研究者ではないので、ご自身が学んだぎゅっと凝縮された1冊。ブックガイドとしても利用可能。 個人的には、「神道」が整理できたのが一番の収穫。 手元に置いて、宗教について知りたくなったときに取り出して読みなおすと理解が深まると感じた。
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世界史を宗教の視点から組み立て直す。20万年前にホモサピエンスがアフリカに誕生、6万年前からグレートジャーニーが始まり、3.6万年前ごろ日本列島にも新人が到達する。そうしたところから考察を始める。筆者はBC2500年ごろ、つまり今から3000年前に世界宗教としてユダヤ教、仏教、儒教が始まっていることに注視する。いずれも最終的に他者への配慮、愛を訴えるものとなるが、それは定住生活を営む上でやむをえなかったからではないかと筆者は見る。イスラム勢力はヘレニズム文化の後継者として、十字軍においてもヨーロッパにその優れた文化を見せた。さらに1299年に始まるオスマントルコはヨーロッパにとって脅威となる(1529年と1683年の2回に渡るウィーン包囲)が、それがインド航路開拓をもたらしたというのは非常に興味深い。 本書では、日本と宗教の関係についても注目する。国家鎮護のための仏教から民衆のための宗教に変わった大きなターニングポイントは親鸞の浄土真宗である。禅宗は武家政権の保護を受けるも、江戸時代には統治機構としての仏教となり、形骸化が進んだとみるのが定説である。倒幕を支持する思想の源泉は、本居宣長にある。彼は儒学支配の行き詰まりを指摘し、古道への回帰を提唱した。近代国家としての装いを整える必要があった明治政府は国家神道を持ち出したが、富国強兵策を進めるにつれてそれは封印された。そこにはマグマがたまり、敗戦前の10年間、天皇機関説を巡る問題として現れる。「『天皇親政の国家神道へ』という熱気を放っていたのは、明治期の最初と敗戦までの最後の10年」という主張は興味深い。 我々の深層には仏教・儒教・神道が横たわっていると筆者は言う。対外緊張や国難が意識されると、神道が前面に出てくるという歴史を見てきた。東日本大震災やコロナウイルスを経て、我が国の中には統合願望が強まっている。中国の台頭も相俟って、「やまとごころ」へ回帰するというナショナリズムが高まっていると筆者は締めくくる。
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はじめに――三つのプロローグ 1 ゴルゴダの丘への道――世界を変えた男の死について 2 高野山・奥の院への道――そして本居宣長の鈴屋での黙考 3 バベルの塔とニューヨーク摩天楼――そして日本近代史への想い Ⅰ 人類史における宗教――ビッグ・ヒストリーの誘い ビッグ・ヒス...
はじめに――三つのプロローグ 1 ゴルゴダの丘への道――世界を変えた男の死について 2 高野山・奥の院への道――そして本居宣長の鈴屋での黙考 3 バベルの塔とニューヨーク摩天楼――そして日本近代史への想い Ⅰ 人類史における宗教――ビッグ・ヒストリーの誘い ビッグ・ヒストリーにおける人類史 グローバル・ヒストリーへの入口を探って アイスマンの衝撃 人類史における宗教の淵源 世界宗教の誕生とその同時性 Ⅱ 世界化する一神教――現代を規定する宗教 キリスト教の世界化とローマ帝国――欧州史の深層底流 キリスト教の東方展開の基点としてのビザンツ帝国 中東一神教の近親憎悪イスラム教 vs.キリスト教、ユダヤ教 イスラムの世界化とアジア、そして日本 Ⅲ 仏教の原点と日本仏教の創造性 仏教の原点と世界化への基点 仏教伝来の道 漢字になった経典の意味 仏教の日本伝来とは何か 親鸞によるパラダイム転換――その仏教史的な意味 日蓮――日本の柱たらんとする意識の意味 Ⅳ キリスト教の伝来と日本――日本人の精神性にとっての意味 宗教改革が突き動かしたもの――西洋史理解に不可欠の視界 キリスト教の伝来と禁制 織田信長時代におけるキリスト教と仏教の邂逅 それからのキリシタン――江戸期の苦闘とその闇の中での光 内村鑑三 キリストに生きた武士――明治期の知性 「われ太平洋の橋とならん」――憂国の国際人、新渡戸稲造 Ⅴ 神仏習合――日本宗教史の避けがたいテーマ 江戸期の仏教への再考察――日本人が身につけたもの 日本と天皇の始まり――天武・持統期の革命性 中世における神道の形成――神道の本質を考える 天皇と仏教――泉涌寺を訪れ、理解を深める Ⅵ 江戸から明治へ――近代化と日本人の精神性 新井白石と荻生徂徠――時代と正対した二人の儒学者 本居宣長とやまとごころ 明治近代化と日本人の精神 明治維新とは何だったのか――埋め込まれた国家神道 国家神道による天皇親政という呪縛――埋め込まれた密教が噴出した昭和期 Ⅶ 現代日本人の心の所在地――戦後日本を問い直す 戦後日本――希薄な宗教性がもたらすもの 鈴木大拙が戦後日本人に語りかけたもの――禅の精神と「世界人としての日本人」 司馬遼太郎を必要とした戦後日本 国家神道への視界――萌芽と展開、そして残影 戦後日本人としての宗教再考――問われる新たなレジリエンス おわりに――一つのエピローグ 比叡山の星空を見上げて
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