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小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 ちくま文庫
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小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 ちくま文庫

アンソロジー(著者), 大江健三郎(著者), 永井龍男(著者), 絲山秋子(著者), 阿部和重(著者), 中島敦(著者), 島村洋子(著者), 横光利一(著者), 筒井康隆(著者), 島田荘司(著者), 伊坂幸太郎(編者)

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小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/12/13
JAN 9784480437716

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小説の惑星 オーシャンラズベリー篇

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商品レビュー

3.5

32件のお客様レビュー

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2024/06/30

電車移動が多かった日に満を持して買った本。 伊坂的な本ではないかもしれないが、伊坂幸太郎が影響を受けた小説がどんなものか気になった。 ただ、期待値が高いからか、どれもおもしろくはあるけど「そこまでか?」という気持ちはちょっと残る。それぞれの何をもって「ドリームチーム」に選んだの...

電車移動が多かった日に満を持して買った本。 伊坂的な本ではないかもしれないが、伊坂幸太郎が影響を受けた小説がどんなものか気になった。 ただ、期待値が高いからか、どれもおもしろくはあるけど「そこまでか?」という気持ちはちょっと残る。それぞれの何をもって「ドリームチーム」に選んだのか、わからないものもあった。かなり純文学に寄っている。 でもまあ、そういう「わからなさ」も含めて楽しめはした。 全部読んでから伊坂幸太郎の解説を読んだところ、意外にもデビューしてから読んだ作品も多いようだった。小説家になってからも読み続け、色々なものを吸収していたのだと思う。 いずれにせよ伊坂幸太郎の着眼点は文芸者のそれであり、「電報」の主人公に対する報復の肩透かし感のおもしろさとか、絲山秋子や阿部和重への絶賛、「蠅」が好みであることなど、そのように評価できるのかとちょっと呻ったというか、自分がそれら視点を持てていないことに危機感を抱いた。そういう点も含めて、伊坂幸太郎の視点を知ることができてよかった。

Posted by ブクログ

2024/06/29

姉妹本「ノーザンブルーベリー篇」も読んでいたので、こちら「オーシャンラズベリー篇」も読みました。やはり文句なしの面白さ。 伊坂幸太郎さんの小説が好きなので、その伊坂さんがお勧めする短編なら「間違いない」と思い、手に取りました。 いろんな短編が収録されているのが、「恋愛雑用論」...

姉妹本「ノーザンブルーベリー篇」も読んでいたので、こちら「オーシャンラズベリー篇」も読みました。やはり文句なしの面白さ。 伊坂幸太郎さんの小説が好きなので、その伊坂さんがお勧めする短編なら「間違いない」と思い、手に取りました。 いろんな短編が収録されているのが、「恋愛雑用論」「KISS」「蠅」「大根奇聞」「人間の羊」がお気に入りです。 その中でも印象に残ったのは「蠅」と「大根奇聞」と「人間の羊」。大根以外は後味悪いですが…笑 「蠅」はまず、描写が美しいです。 引用 「馬車は炎天の下を走り通した。そして、並木をぬけ、長く続いた小豆畑の横を通り、亜麻畑と桑畑の間を揺れつつ森の中へ割り込むと、緑色の森は、漸く溜った馬の額の汗に映って逆さまに揺らめいた。」 これ、この描写!情景が浮かんで、美しくてとても好き。ピンと来なかった「亜麻畑」を画像検索したら、それがまた美しくて心が震えました。そんな美しい景色を思い浮かべながら、うっとりして本を読み進めていたのに、最後まで読んで…めちゃくちゃ気分が沈みました。怖い。 「人間の羊」を最後に持ってきたのはニクい。そこに在るメタファーに、自分自身を取り巻いているあれやこれやを重ねながら読みました。伊坂さんは「やばい」と表現されていますが、本当に不気味で嫌な話でした。「世にも奇妙な物語」で映像化してほしい(無理)。ちなみに読後感は最悪です!(褒め言葉) 読んでよかったです。

Posted by ブクログ

2024/05/18

伊坂幸太郎選の作品集。 全部よかったけど中島敦の「悟浄歎異」が一番印象深かった。西遊記全然読んだことないから知らないんだけど、沙悟浄視点で語られる孫悟空がとてつもなく情熱的でありながらも理知的で、レトリックがすごくうまかった。 大江健三郎の「人間の羊」は、自分の正義を振りかざして...

伊坂幸太郎選の作品集。 全部よかったけど中島敦の「悟浄歎異」が一番印象深かった。西遊記全然読んだことないから知らないんだけど、沙悟浄視点で語られる孫悟空がとてつもなく情熱的でありながらも理知的で、レトリックがすごくうまかった。 大江健三郎の「人間の羊」は、自分の正義を振りかざして強要してくるしつこさが、今のSNS内で繰り広げられる醜いやりとりとピタリと合致し、底知れない不気味さがあった。

Posted by ブクログ

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