![地図でスッと頭に入る縄文時代](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001976/0019767131LL.jpg)
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地図でスッと頭に入る縄文時代
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 昭文社 |
発売年月日 | 2021/11/25 |
JAN | 9784398144638 |
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地図でスッと頭に入る縄文時代
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
マリモさんのレビューで俄然興味が湧き、思い切って飛び込んでみた。 本の袖には「社会活動が著しく発展した縄文時代」と書いてある。 縄文時代の始まりは今から1万6500年前。「日本の原始時代」くらいの認識でしかなかったが(ひどすぎる…)、これを読んで小中高で習ったものとは明らかに何...
マリモさんのレビューで俄然興味が湧き、思い切って飛び込んでみた。 本の袖には「社会活動が著しく発展した縄文時代」と書いてある。 縄文時代の始まりは今から1万6500年前。「日本の原始時代」くらいの認識でしかなかったが(ひどすぎる…)、これを読んで小中高で習ったものとは明らかに何かが違うと思った。 イラストや写真を多用しており、解説も「実は結構噛み砕いているのでは?」と思う程に分かりやすい。これまでの著書で「内容が堅くて難しい」という批判があり、今回上記のような工夫を施したとか。(縄文集落の構造を「バウムクーヘンのようだ」と円状に図解化していたのが、地味にしっくりきた笑) 土を掘らねば手がかりすら掴めない世界。それに未だ文字が発見されていない為、やはりどのページにも推測が目立つ。 しかしその一方で本書は、出土品から当時の暮らしぶりを探り、推測を交えながらも丁寧にイラストや地図におこしてくれている。小中高時代から研究が進んでいるためか初めて聞く話も多かったし、何より思ってもみなかったご先祖様の暮らしぶりに思いを巡らせていた。 思っても見なかったことの最たる例が、冒頭にも書いた「社会活動」である。 コミュニティ内と行動範囲が限られていた印象だったけど、なんと彼ら縄文人は交易までしていたという。その証拠に新潟県産のヒスイが青森県で発見されていたり、素材の採取・加工が別の場所で行われていたことも判明している。 血縁や婚姻関係で築いた集落とのネットワークを利用していたらしいが、コミュニティを飛び越え足を伸ばしていたことにまず驚いた。 自給自足ぶりも予想以上だ。 狩猟や採取がメインで食料調達は受動的なものだと思っていたが、どうやらそればかりではないらしい。 クリやマメの木を栽培し、食料供給の安定化を図っていたというのだ。世界遺産に登録された三内丸山遺跡ではクリの木一種からなる単純林があったようで、クリは粉にした後クッキーにして食べられていた。 栽培にクッキー…まぁまぁの情報量渋滞。 弥生時代への移行を知らせる合図といえば、稲作文化の伝来。 今から3000年前、九州北部に朝鮮半島から伝来したと言われている。ここまではほぼ習った内容で、そこから着実に北上していったかのような印象を覚える。 勿論伝来したての頃は、あの遮光器土偶が出土された東北の亀ヶ岡遺跡が最盛期を迎えており縄文時代はまだ終わっていなかった。しかし定着には限界があったようで、青森で発見された水田跡にはすぐに放棄して縄文期の生活に戻った形跡が見られるという。 北海道・沖縄は適していなかったようで、のちのアイヌ・琉球と独自の文化へと繋がっていった。 過去に学習した内容がいくつも上書きされたり、知識が加わる体験ってそうない。 これから時代を登っていくわけだが、一体何回アップデートされていくのか……。楽しみ(*^^*)!
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NDC210.2 [三内丸山遺跡をはじめとする17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、縄文ブームが再来している。本書は、意外な面白さを秘めた縄文時代を知るための入門書。縄文時代はどんな時代だったのか、縄文人はどのように暮らしていたのか、不思議な...
NDC210.2 [三内丸山遺跡をはじめとする17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、縄文ブームが再来している。本書は、意外な面白さを秘めた縄文時代を知るための入門書。縄文時代はどんな時代だったのか、縄文人はどのように暮らしていたのか、不思議な形の土器や土偶の意味は何かなど、日本文化の原点である縄文時代のヒミツ、最新事情を地図や写真、イラストとともに紹介。] ■一部内容抜粋 □南方の縄文人は、丸木舟で海を渡って日本にやってきた □とある村は65歳以上が3割 縄文人は意外と長生き! □東日本の縄文人はクリ、西日本はイチイガシが好物、クッキーやハンバーグも作った □摂取カロリーは現代人並み! 1万年も戦争がなかったのは“豊かな"社会だったから □縄文時代にも起こった大地震 鬼界カルデラの大噴火で壊滅した南九州の縄文文化 □縄文土器のデザインを見ると、地域ごとの交流のようすがわかる □ストーンサークルは日時計? 縄文人が時間を認識していた可能性 □抜歯の激痛に耐えられれば、一人前の大人として認められた □すでにガンに悩まされていた! 縄文人の病歴を示す三貫地遺跡の頭蓋骨 □DNA分析で判明! 縄文人は弥生人に駆逐されたのではなく、次第に混血していった □縄文人にとってイヌは大事なパートナー(狩りに用い、死ぬときちんと埋葬した) 【監修】 山田康弘(やまだ やすひろ) 1967年東京都生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。博士(文学)。現在、東京都立大学人文社会学部教授。専門は先史学。縄文時代の墓制を中心に当時の社会構造・精神文化について研究を行う一方で、考古学と人類学を融合した研究分野の開拓を進めている。
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