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まちづくり戦略3.0 カネなし、人脈なし、知名度なしでも成功する「弱者の戦い方」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | かんき出版 |
発売年月日 | 2021/11/17 |
JAN | 9784761275808 |
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まちづくり戦略3.0
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3.3
6件のお客様レビュー
【点から始める】 半径200メートルのまちづくりを提唱する。 つまり、 小さく始める。 人が集まる場所を育てる。 まちづくり3.0と対比されていたのが、 従来の都市計画を通したトップダウンのまちづくり。 マスタープランを描き、設備を整え、管理、活用。 変化の激しい、予測不可能...
【点から始める】 半径200メートルのまちづくりを提唱する。 つまり、 小さく始める。 人が集まる場所を育てる。 まちづくり3.0と対比されていたのが、 従来の都市計画を通したトップダウンのまちづくり。 マスタープランを描き、設備を整え、管理、活用。 変化の激しい、予測不可能な今日、 小さくできることからする、ということは、 以前読んだ『#まちづくり幻想』にも書かれていた。 ・まち上場の視点 まず交流を増やし、投資先として流動性を高めることが大事、という。 それが著者の言う、まち上場の視点。 一つのまちの価値の計算方法として、 まちの価値=地価×不動産契約数(流動性) を挙げる。 上場、というのは、価値がある場所として認知されることともいえるのかもしれないけれど、 それなら印象としては、まさにIRのところでつまずいている地域も多いと思う。 地域の価値をどう高めるか。 ・弱者の戦い方 その方法として、弱者の戦い方、という言い方で紹介しているのは、 地域が特有に持っているもので戦う、ということ。 皆にうけるものではない。 ニセコの地価が急騰している例を上げ、その地独特のパウダースノーを価値化したからという。 そして、地域独特の商品やサービスの単価設定についても、 原価思考ではなく、価値思考であるべき、という。 ユニーク性をさらに高め、売りだすことで価値を高める、相対的評価。 ・まず人を集める活動から。 従来のトップダウンの都市計画ではなく、 点から始め、エリアに広げる。 そのためのプロセスとしては、 1、ソリューション検討:アクティビティ(集客活動)を検討 2、担い手発掘:人(リーダー、メンバー、ファンなど)を集める 3、場の設計、運営:プロセスを計画し、空間をデザインする… 4、ルールづくり:しくみを育てる。エリアマネジメントの手法、Business Improvement District (BID)が紹介されていました。 ・・・ ところどころ事例紹介はありましたが、 ざっと本で読むだけでは分かりませんね。 一般論ではなかなか語れないのがまちづくりだと思いました。 やっぱその場に行く必要がある。 メモ: エリアマネジメントの定義: 「地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取り組み」 国土交通省 土地・水資源局「エリアマネジメント推進マニュアル」(2008) 15年以上前から省庁により推進されているのですね。 ちなみに、2008年は日本の人口のピーク。 2014年には、「まち・ひと・しごと創生法」が施行されています。 地方創生の定義 「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくことを目指すもの」 内閣官房・内閣府『第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 2015年~第1期、2020年~第2期が今年までの期間で進められています。
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ランチェスター戦略をベース知識として、まちづくりの事業戦略・都市計画を見つめ直す本だ。 具体例も多く、分かりやすい。まぁ、よくあるビジネス啓発書とも感じた。 内容は非常にシンプルで、弱者の戦略と強者の戦略は違うんだ、というところからスタートし、一つずつ進めていくストーリーは洗練さ...
ランチェスター戦略をベース知識として、まちづくりの事業戦略・都市計画を見つめ直す本だ。 具体例も多く、分かりやすい。まぁ、よくあるビジネス啓発書とも感じた。 内容は非常にシンプルで、弱者の戦略と強者の戦略は違うんだ、というところからスタートし、一つずつ進めていくストーリーは洗練されている。 見方を変えると、3.0と呼ぶほどの真新しさは感じなかったかな。良い本ではあるが、星3つ評価。
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これまで読んできた本は観光地域づくりを主体に考えてきたものだったので、観光客と地域住民、地域事業の共存の大切さが重視されてきた。 この本では、企業経営=まちづくりとして考えられており、経済的にまちづくりを成功させることを重視されているように感じた。 そのため、住民の考えについては...
これまで読んできた本は観光地域づくりを主体に考えてきたものだったので、観光客と地域住民、地域事業の共存の大切さが重視されてきた。 この本では、企業経営=まちづくりとして考えられており、経済的にまちづくりを成功させることを重視されているように感じた。 そのため、住民の考えについては、あまり触れられておらず、地域の価値を1番に考慮していた。 例えば、地価の高騰はまちづくりにとって、良いこととして描かれていたが、地価高騰により地域住民が住みずらいまちになる可能性は考慮されていなかった。 最終章が個人的には1番読み応えがあった。
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