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ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人
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ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人

エドワード・J.ワッツ(著者), 中西恭子(訳者)

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ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2021/11/13
JAN 9784560097946

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商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2026/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恥ずかしながらヒュパティアという女性のことはこの本で初めて知ったか忘れているかなのだが、415年、あのキュリロス(の取り巻き)に殺された女性哲学者とのことで驚いた。 ヒュパティアについて書かれている史料は驚くほど少ないようだが、そのわずかな史料と時代状況などから巧みに彼女の生涯を浮かび上がらせている。その衝撃的な死のために古代から現代にいたるまで様々な立場の人からそれぞれに都合のいい象徴として扱われ続けているヒュパティアの死ではなく生涯を見てほしいという著者の熱意が良かった。訳文はちょっと読みづらい文もあったかな。

Posted by ブクログ

2024/06/30

 本書を読むまで、本書タイトルの ”ヒュパティア”という人がどんな人なのか、どのようなことをした人なのか全く知らなかった。  帯の紹介文では「四世紀後半~五世紀初頭のアレクサンドリアで、優れた数学者・哲学者として……激動の時代の政治的対立に巻き込まれ非業の死を遂げた女性の伝説と実...

 本書を読むまで、本書タイトルの ”ヒュパティア”という人がどんな人なのか、どのようなことをした人なのか全く知らなかった。  帯の紹介文では「四世紀後半~五世紀初頭のアレクサンドリアで、優れた数学者・哲学者として……激動の時代の政治的対立に巻き込まれ非業の死を遂げた女性の伝説と実像。」とされている。  この頃はローマ帝国でキリスト教が国教化されて間もない時期であるが、帝国内の動きやキリスト教内部及びキリスト教と従来の信仰との関係などについて、そしてそれが本書の主人公ヒュパティアの非業の死を招く原因となったことなど、本書で初めて知ることが多かった。初めのうちこそ知らない人名が頻出し、キリスト教や新プラトン主義哲学に関する良く知らない事柄が多くて読むのがしんどかったが、通読してみると学ぶことが多かった。  彼女の著述等が残されておらず、また彼女について語った記録等もかなり限られているという史料的制約のある中、著者は彼女の生涯及び彼女の生きた時代を丁寧に叙述していく。  この時代のアレクサンドリアはキリスト教徒が多数派の都市となっていたが、伝統的多神教徒やユダヤ教徒などとの間に争いが先鋭化する状況にあったこと、そうした中でも、新プラトン主義を講じて、あらゆる宗教的帰属の学生に開かれた学校を目指したこと、女性であるために公職に就くことはできなかったが、理想的な社会の実現を求めて積極的に発言する「公共的知識人」としての役割を担ったことなどが説かれる。    そして415年、アレクサンドリア主教キュリロスとローマ帝国総督オレステスとの政争に巻き込まれ、彼女は殺害されてしまった。その痛ましい死によって、彼女の姿は、同時代にも、またはるか後世にも一個の象徴として語られることになる。第9章、第10章では、そうした様々な著述により、彼女がいろいろな姿に描かれていく様相が説明されるのだが、語る人の立場、立場による毀誉褒貶によってその人物像が大きく変わってしまう訳で、ありのままの姿で人を描くことの難しさというものを感じさせられた。  本書は元々オクスフォード出版局の「古代における女性たち」シリーズの一冊とのことで、本書においてもジェンダー的な観点からの叙述も多く、そうした関心からも興味深く読めると思う。

Posted by ブクログ

2023/08/17

・資質に恵まれていても、傑出した家門の出身であっても、女性には男性と同じように公的な職務を担うことが許されなかった時代のことである。男性の著作家たちはしばしば、厳しい家父長制社会の制約と規範のもとに生きる女性たちを「記録に値する」傑出した存在とみなせば理想化して賞賛し、そぐわない...

・資質に恵まれていても、傑出した家門の出身であっても、女性には男性と同じように公的な職務を担うことが許されなかった時代のことである。男性の著作家たちはしばしば、厳しい家父長制社会の制約と規範のもとに生きる女性たちを「記録に値する」傑出した存在とみなせば理想化して賞賛し、そぐわない存在とみれば軽蔑のまなざしをなにはばかることなく注ぎ、矮小化し、戯画化すらした。読者は、記録を残す立場にある自信と使命感をこめて従時の男性著作家が開陳する女性への毀誉褒貶のなかに、読者は二十一世紀の人からみれば受け入れがたい偏見を見いだして慄然とすることもあれば、自身の内なる偏見と共振する感情を見いだすこともあるだろう。

Posted by ブクログ

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