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日本の異世界 ガイドブックに載らない怪奇探訪ルポ TJ MOOK
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2021/11/04 |
JAN | 9784299022387 |
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日本の異世界
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日本の異世界
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
「異世界」って言葉が随分と大雑把なまとめ方だというのがよく分かった一冊。考えてみれば、怪奇と神秘は相性がいいけれど、属性は真逆と言えそうだ。 一部執筆者の書き方が好みに合わなかったのだけど、後半の神社テーマはとても興味をそそられた。
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日本の「異世界」を切り口に、 ①村 ②廃墟 ③事件 ④神聖な場所 に章を分けて解説している。 いずれも心霊スポットや怪談の舞台になりそうな異世界感があるところが共通点。 ①村 八墓村のモデルとも言われた津山三十人殺しの記事が興味深い。実際にこんなことがあったんだなとある意味感...
日本の「異世界」を切り口に、 ①村 ②廃墟 ③事件 ④神聖な場所 に章を分けて解説している。 いずれも心霊スポットや怪談の舞台になりそうな異世界感があるところが共通点。 ①村 八墓村のモデルとも言われた津山三十人殺しの記事が興味深い。実際にこんなことがあったんだなとある意味感心してしまった。村の閉鎖的、差別的な側面も垣間見た。 家族が続けて肺病になり呪われた一家として本家を持っとられてしまった睦男。なぜ病気になったのか?続いて出てしまったのか?の恐怖と「家」を存続させる義務・睦男の方もそこを追い出されてはまともに生きてはいけないという、その時代と文化ならではの出来事。 ②廃墟 心霊スポットの定番だが、ガセネタも多く、実際起こったこととは全く違う怨霊を「見た」として有名なところも少なくない。事実と廃墟になった今の醸し出す雰囲気で心霊スポットになったところと、ライターは心霊は見ないが心霊スポットになるのもうなづけるという場所の両方あった。後者は虐待が行なわれていた精神病院、富士の樹海(これは都市伝説もあるが、本当に自殺の遺体は多く発見されたらしい。筆者自身も多く発見したらしい)。 ③事件 これは心霊スポットというより、ミステリー要素が強い。 山荘で10人もの遺体が一気に発見された事件。これは不可解で謎の多い大量殺人事件として世間を賑わせた(ある意味でエンタメになっていた)が、警察の調査と実験で事故であることがわかったというもの。これはどちらかというと、泥沼の事件を想像してマスコミや世間が(最終的に事件と無関係だった)人間関係を騒ぎ立てたり探偵のように推理しようとしてみたりした、浅はかさをシニカルに見ている印象が残る。目の前の一部の事実で面白い事件にしてはいけないと。 ④神聖な場所 神社が多いが、原始信仰、アミニズム的なところに選択の理由があるものを多く紹介している。巨木、巨石、幻想的な山と鳥居の風景など。熊野はやはり神聖な場所なんだな。玉置神社の霧に包まれた幻想的な風景を見てぜひ自分もこの目で見てみたいと思った。比婆山熊野神社と御陵はいかにもな神話の世界が広がっている。佐賀武雄神社になる大楠も見てみたい。まるで神殿のような形と大きさは自然の神秘を感じた。 広く、話題を扱っているので民俗学や怪談好きな人は面白い部分がきっとあると思う。 こういう雑誌は自分が掘り下げていきたい分野を発見するのや入門書(道案内)としてちょうどよいと思う。
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