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まれびとパレード 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/10/21 |
JAN | 9784041117866 |
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まれびとパレード
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まれびとパレード
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
面白かった話と要点しか理解できなかった話があったかな。 要は。。。って感じなんだかけどね。 ショートショートの良いところが出てました。
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「まれびと」人ならざる者の登場する短編集 1 サーフィン・ゾンビ サバが獲れなくなって寂れたロメロヶ浜、ミナミは1年前に海で死んだコータ先輩が「はなたれ八郎」になって帰ってきたのを見た。コータ先輩は腐った体でケロッとした態度でミナミと接し、廃れた地元を心配していた。 2 弟のデー...
「まれびと」人ならざる者の登場する短編集 1 サーフィン・ゾンビ サバが獲れなくなって寂れたロメロヶ浜、ミナミは1年前に海で死んだコータ先輩が「はなたれ八郎」になって帰ってきたのを見た。コータ先輩は腐った体でケロッとした態度でミナミと接し、廃れた地元を心配していた。 2 弟のデート 気になる補欠部員の望月に告白された紗良は引きこもりの弟、健人の事で元担任の紺野先生を訪ねた。健人が規則正しい生活に戻ったがリフォームのため一時的に住んでいる家では小さな子供の足音が聞こえた。 3 泥侍 市役所勤めの大宇巨青空(ふぁいん)はスーパー建設予定地のうめき声の調査のため現地に向かい、泥から上半身だけを出す泥田防、大宇巨作助を発見した。妖怪のたぐいと思っているとどうやら青空の先祖だったらしい。 4 ジャッキーズ 奈良の東金堂の薬師如来の四天王にいつも踏みつけられている邪鬼、その4人が人の寝静まった深夜に大冒険をする。
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「陽だまりの彼女」がよかったので作者さんを信じて買った一冊。 非常に面白かった。 四話からなる短編集。 短編といっても一話が約70ページ。50ページくらい短編が多いイメージだからすこし長め? 各話において主人公の葛藤や心の移り変わりが丁寧に描かれていて、ストーリー展開にも無理が...
「陽だまりの彼女」がよかったので作者さんを信じて買った一冊。 非常に面白かった。 四話からなる短編集。 短編といっても一話が約70ページ。50ページくらい短編が多いイメージだからすこし長め? 各話において主人公の葛藤や心の移り変わりが丁寧に描かれていて、ストーリー展開にも無理がなかった。 プロが書いた小説に対してこんなことを言うのもあれだけど、文章もきれい。会話文は思わずくすっと笑ってしまう箇所がいくつもあった。シリアスとコメディのバランスがよく、本当にお上手だとおもう。 そしてなによりよかったのが、「まれびとパレード」というタイトルからも分かるように、各話においてゾンビだったり、座敷童だったりといった「ちょっとかわった存在」、すなわち「まれびと」が登場するところだ。この「まれびと」たちがなかなかクセがあっていい。 第一話のゾンビの話は特に印象的だった。 漁業や果樹園いった一次産業だけで成立している田舎街で、とつぜんサバがとれなくなってしまった。そのことで主人公の家族が経営している食堂は経営難に陥ってしまう。 そんなある日。主人公が浜へ行くと、海で行方不明になったはずの先輩がゾンビとなってサーフィンをしていて…。 と、あらすじをちょっと書いただけでも「おいおい。それ、どんな話だよ」と思わずつっこみたくなる今作だが、ぶっとび設定の物語もラストでは終着点へときれいに着地するのだから「すごい」の一言に尽きる。 あと、巻末の「解説」にも書いてあったけど、収録されている四話はそれぞれ、物語の「その後」を想像したくなる。それもちょっとだけほほえましい気持ちで。 現実世界にちょっと疲れたぜ、っていう人にはおすすめの一冊。
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