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大下流国家 「オワコン日本」の現在地 光文社新書

三浦展(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2021/10/19
JAN 9784334045678

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大下流国家

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2023/05/06

日本の繁栄は終わった。そう感じる一方で、収入が減っても自分は中流だと思い込む人々が増えている。この国はどこまで堕ちていくのか?最新データをもとに日本の今を分析する書籍。 2020年11月に行った調査によると、「日本の繁栄はいつまで続くか」との質問に対し、「すでに繁栄の時代は終わ...

日本の繁栄は終わった。そう感じる一方で、収入が減っても自分は中流だと思い込む人々が増えている。この国はどこまで堕ちていくのか?最新データをもとに日本の今を分析する書籍。 2020年11月に行った調査によると、「日本の繁栄はいつまで続くか」との質問に対し、「すでに繁栄の時代は終わっている」という回答が62%に上った。近年、経済大国だった日本は下流化し、「大下流国家」になろうとしているのである。 日本の繁栄が終わったという悲観の主因は、人口の減少である。また、学術論文数や子どもの学力といった様々な社会指標においても、日本は世界の中で地位を下げている。 日本の消費市場では、二極化が進んでいる。例えば自動車市場では、販売台数トップは軽自動車やコンパクトカーが占めるが、他方で2000万円以上の高級外車の売上が増えている。 下流社会化・格差社会化が進行する一方で、人々の意識は下流化していない。むしろ自分は上流だと感じる人が増えており、特に若い世代でその傾向が強い。これは、SNSのような各種の新技術を使いこなすなど、若い世代が時代をリードしている感覚を持てることが一因かもしれない。 年収別の階層意識の推移を見ると、多数派である年収400万円台の男性で「中の下」が減り、「上」が増えている。年収400万円は中流らしさのほぼ最低条件のラインであり、このような変化は、中流の内実がデフレ化したことを示している。 日本人の生活満足度の推移を見ると、20代男性が不満を抱く割合はほぼ一貫して減少傾向にある。その理由は次の通り。 ①日常生活では不満がない ②不満を持つこと自体がかっこ悪いと思われるようになった ③不満を言ってもどうせ変わらないという諦め

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2022/07/19

もう日本は下流国家に成り下がっているの では?という疑問に対する検証本です。 ただ単に各地の事象を例に挙げて「こんな 状況だよ。終わっているよ、ニッポン」と いう自虐的な内容ではありません。 多くのアンケートに基づいた「国民の意見」 を反映させているのです。つまり限りなく 客...

もう日本は下流国家に成り下がっているの では?という疑問に対する検証本です。 ただ単に各地の事象を例に挙げて「こんな 状況だよ。終わっているよ、ニッポン」と いう自虐的な内容ではありません。 多くのアンケートに基づいた「国民の意見」 を反映させているのです。つまり限りなく 客観でなく事実に近い内容なのです。 その原因は、この本で政治の貧困であると 説いています。 さらにあと書きで触れている部分が印象的 です。それは以下の内容です。 この本の調査には200万円程費用が発生し ている。しかし企業や研究者の参加のおか げで、著者による持ち出しは45万ほどであ った。つまりその程度の負担でこれだけの 調査が出来るのに、なぜマスメディアはそ れをしないのか。 政治報道といえば内閣支持率のような簡単 な調査と、無意味な記者会見ばかりでは、 国民の関心に応えられないだろう。 政治の貧困は報道機関の貧困によってもた らされているのである。 「オワコン」と言わせないためには、我々 の関心度合いも重要であることを知らされ る一冊です。

Posted by ブクログ

2022/01/30

かつて「下流社会」(光文社新書)が16年前に出版された。それから月日は流れたが、日本を取り巻く状況に明るい希望もなければ光もないトンネルから抜け出せくなっていた。 「日本人の意識と価値観調査」(下流社会15年後研究会、2020年11月)によると、「日本の繁栄はいつまで続...

かつて「下流社会」(光文社新書)が16年前に出版された。それから月日は流れたが、日本を取り巻く状況に明るい希望もなければ光もないトンネルから抜け出せくなっていた。 「日本人の意識と価値観調査」(下流社会15年後研究会、2020年11月)によると、「日本の繁栄はいつまで続くか」という質問をした。その結果が以下の通りだ。 すでに繁栄の時代は終わっている(62%) 2030年まで(12%) 2040年まで(7%) 2050年まで(3%) もっと長く(16%) 「すでにお前は死んでいる」なんていうセリフで有名なマンガがあるが、もうそんな状況かあ。 1つ興味深いのは、自民党支持者と支持しない人の間で「すでに繁栄の時代は終わっている」と思う意識に差があった。自民党支持者にこのような答えをする人は少ない。 その一方で、自民党を支持しない人では「すでに繁栄の時代は終わっている」が82%、安倍政権を「評価しない」人では90%になる。 こんなにも意識の差があったとは思わぬところに分断があった。 悲観の主因について日本の人口減少と指摘している。国連の推計によると、2100年の日本の人口は世界で36位だ。その一方で、アフリカは人口増加で38億人になる。人口の多さからして勢いが違ってくるからなあ。 「すっかり現状維持に飼いならされてしまった日本人」の姿が読み進めると浮かんできた。 どうせ投票してもなあと棄権すると、組織票を持った政党と特定の年齢層に有利な政策のオンパレードになる。 この本で知ったことを踏まえて投票するかな。

Posted by ブクログ

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