![僕は金になる 祥伝社文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001975/0019750323LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
僕は金になる 祥伝社文庫
![僕は金になる 祥伝社文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001975/0019750323LL.jpg)
定価 ¥770
¥220 定価より550円(71%)おトク
獲得ポイント2P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
6/19(水)~6/24(月)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2021/10/14 |
JAN | 9784396347666 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
6/19(水)~6/24(月)
- 書籍
- 文庫
僕は金になる
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
僕は金になる
¥220
在庫あり
商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
桂望実さんは初めて手に取ります。一気に読めるという事は飽きない面白い内容が充実しているということです。自分が平均値だとコンプレックを持っていたが、真っ当に生きろという言葉を守るというか、それもコンプレックに思えたのかな。ピンチの時に必ず行くのもこんな家族あるんだね、子供が出来た時...
桂望実さんは初めて手に取ります。一気に読めるという事は飽きない面白い内容が充実しているということです。自分が平均値だとコンプレックを持っていたが、真っ当に生きろという言葉を守るというか、それもコンプレックに思えたのかな。ピンチの時に必ず行くのもこんな家族あるんだね、子供が出来た時に父親から離したけど、姉を捨てる男が最低で、どっちも最低だけど、公務員になったのだから大事な事教えていたのだね。500万円の対極もリアルでいい場面だった。ただ17年間奥さん息子に会わせないのが疑問、お母さんは何故娘を手放したのかも
Posted by
でも素敵な家族 きょうだい仲が良くなくて、酷い言葉をかけられたのはひとつやふたつではなく、たぶん私は許せない。 それでも、許せなくても笑いたい。許されなくても笑い合いたい。式で返事のない謝罪ではいやだから。 守が成長していくんです。その度に、大人って、こんなにもかっこいいも...
でも素敵な家族 きょうだい仲が良くなくて、酷い言葉をかけられたのはひとつやふたつではなく、たぶん私は許せない。 それでも、許せなくても笑いたい。許されなくても笑い合いたい。式で返事のない謝罪ではいやだから。 守が成長していくんです。その度に、大人って、こんなにもかっこいいものなんだ、と思って、きっと私はそうなりたい。 所詮人はないものをねだるしかないから、みんな初めて生まれたから、生きにくいから、そばにいて。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とあるちょっとヘンテコな家族の四十年間を綴ったものがたり。 主人公のひとり・守が、悩み続けながらも自身とひたすら向き合い’自分は何がしたいのか・自分は何をしてきたのか'を直向きかつ実直に問い続ける姿には共感を覚える。 幼い頃、大人になったら何になりたいか聞かれ「主人公になりたい」(p261)と答える守。彼の人生は確かにスリルや冒険に満ち溢れたものではないかもしれないし恋愛・就職での選択にも都度迷いを見せる。が、彼も初老の域に差し掛かり自らを省みて「あぁ、主人公だったよ」(p261)と答えられる程の円熟に至る。 これこそが正に、タイトルの『僕は金になる』という事であろう。 歩は器用に立ち回ることが出来ず、じっくりゆっくりと前にのみ進み続ける。が、コツコツ歩みやがて’と金’に成る頃にようやく周囲を見回したり後ろを振り返る事も可能になる。…というメッセージが込められていると感じた。 本作最大の特色は家族小説に’将棋’の要素が濃く含まれる点。 まず基本的に対局のシーンはもう一人の主人公である守の姉・りか子が担う訳だが、勝負の緊迫がひしひしと実際感を伴って文章から立ち上ってくる。 私は残念ながら将棋はやらないが、それでも伝わって来るスゴ味にゾクゾクした。 りか子はかなり強い個性を持った女性で、作中において生活力は8歳程度、といった記述が見られるものの家族や息子を想う気持ちは強くたいへん魅力的なキャラクターに描かれている。 父ちゃんも然り、彼もまた不器用でとぼけた男なのだが情に厚く性根は善の人。口癖の「肩の力を抜いていこうや」などの妙に核心を突いた発言で物語に彩りとゆとりをもたらす。 最終盤、父ちゃんと守の対局の賭けで「煎餅」が出てくるのだが、息子の好物(物語中ではさらっと触れられる程度)をきちんと覚えている点に感動。 テンポといい雰囲気といい、とても好きな物語。 もう少し将棋のなんたるかを知っていれば、対局のシーンは更に面白く読めるのだろう。 1刷 2021.11.18
Posted by