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着雪する小葉となって
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着雪する小葉となって

白井明大(著者)

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着雪する小葉となって

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 2021/10/13
JAN 9784783737650

着雪する小葉となって

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2024/02/10

白井明大による詩集。  11編の詩を読んで感覚的に良かったのが「ひとひらのまわり」である。文頭「はなれてきたのか はなたれてきたのか ちるとはいわずに飛ぶ花と呼んで…」から始まるこの詩は、ひらひらと舞う花という一瞬の場面から始まり、その場面の周辺にある山あいや鳶、光など風景に言葉...

白井明大による詩集。  11編の詩を読んで感覚的に良かったのが「ひとひらのまわり」である。文頭「はなれてきたのか はなたれてきたのか ちるとはいわずに飛ぶ花と呼んで…」から始まるこの詩は、ひらひらと舞う花という一瞬の場面から始まり、その場面の周辺にある山あいや鳶、光など風景に言葉を乗せた詩である。  ひらひらと舞う花から連想してこのような詩が書けるのかと感銘を受けた。また著者の繊細な言葉選びから、想像して描き出された情景に美しさを感じた。どんなに些細なことでも言葉の選び方によって豊かな場面になりうるのだと思った。それが詩の本質なのかも知れない。 感覚的に良いものを説明するのはひどく難しいな。  

Posted by ブクログ