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古代豪族の興亡に秘められたヤマト王権の謎 宝島社新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2021/10/08 |
| JAN | 9784299021618 |
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古代豪族の興亡に秘められたヤマト王権の謎
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商品レビュー
3
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルにある「謎」自体がすっきり解決するわけではなく、歴史の教科書に出てくる有名な”豪族”だったり、一般常識とは言えないけれど、歴史好きの人には馴染み深い”豪族”だったりについて、最新の研究に基づき解説されている本。 取り上げられた豪族は、葛城氏、物部氏、大伴氏、蘇我氏、忌部氏、吉備氏、出雲氏、上野毛氏、秦氏、中臣氏。 個人的に気になったのは大伴氏と蘇我氏。大伴家持は歌人で有名で、元々武人の一族であるのは歴史好きには常識ですが 「祖(おや)の名絶つな 大伴の 氏(うぢ)と名に負へる ますらをの伴(とも)」 と、自分たちの先祖が天皇に忠誠を尽くして仕えてきた心意気を叱咤している詩がいい!さすが武人! そして、蘇我馬子が崇峻天皇に暗殺を仕掛け、推古天皇を飛鳥で立てて、ライバルを蹴落とし、蝦夷に引継ぎ、入鹿とともに大臣になって傲慢なふるまいが目立ち、乙巳の変で中臣鎌足に討たれて「大化の改新」645年!と覚えるのは中学歴史で必ずでてきます。が、敗者は極悪人に仕立て上げられるのは歴史の常ですので、入鹿が『藤原氏家伝』に秀才型の貴公子として描かれているとのことで、勝てば官軍負ければ賊軍、という諺をしみじみと感じます。蘇我氏宗家は滅びましたが、蘇我の石川麻呂は続いているし、実は馬子の曽孫が藤原家に嫁いで不比等の妻になっているので、蘇我氏の血脈自体は続いているそうです。 豪族の興亡は戦国大名と同じ感じを受けますが、必ずしも対立したわけではなく、全面的に武力闘争までいくことも少なく、王権に使えることで繁栄するというところが、まったくもって日本人らしさが出ていると思いました。
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