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フェイク・インフルエンサー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2021/10/06 |
JAN | 9784591170755 |
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商品レビュー
2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「彼の醜い生命力は、靴の裏のガムのようにべっとりと私の心に張りついていた。」 んん?微妙な違和感を感じ始め……ムムム。 「ある事故がきっかけで転校」と意味ありげに伏せた数行後に「私は父親が他界したのが原因で転校したため」とあります。 意味が通らないわけではないがこれまた違和感……ヌヌヌ。 浜田省吾の曲を路上で歌い、親友に、自分のバンドの曲なのか問われ、「まあね」と答える。それをお金を数えていたがための「適当な返事」とする違和感……グググ。 妹の遺体を部屋で見つけた兄が「見ちゃいけない!」って背後にいる妹の友人(しかも初対面)をかばうっていうものそこはかとなく違和感……オヨヨ。 そしてなにより。 そんな違和感フェスティバルが彼方へぶっ飛んでいくほどの禊太のコミュ障っぷり。 違うの。キャラクターとか人格設定とかじゃなくて。 君はポジションとして、いやギミックとして、もっと周りとうまくやらなきゃいけない。 10人中せめて2人くらいは存在を信じてくれる程度には。 後々振り返ってみれば齟齬がない程度に! しかし、あからさまに、ストレートに、素直に、実直に、存在が「空気」すぎて逆にそれが落とし穴なのか!? もしかしてもしかすると、いると見せかけようとしていると思わせようとしているのか!? ………いや、ちょっともう楽しくなっちゃってます(笑) とにかく禊太が主観章以外で登場した瞬間からワクワクゼロの確信がシュタッと参上し、スーーーンてなってしまいました……。 強姦という要素も必要だったのか……。 序盤は叶多がトランスジェンダー+多重人格なのではという読みだったんですが(それはそれでこのご時世にはちょっとナンセンスなのか)見事に半分裏切ってくれたものの、その解があまりにも……。 それがアリなら、ジェンダー関係なくアリバイ崩しは大概それでいけるぞっていう……。 真相の浅さと、強姦という要素で狭まる間口が採算取れていないように感じてしまいます。 料理や音楽を扱う物語を読むときはいつも、作家という生き物の描写力に驚嘆するのですが、その点については素晴らしいと思いました。 楽器やバンドに関する自分の知識が薄いのもあるかもしれないですが、多分響かせたいと思っている「音」を確かに感じます。 そして私は、エピローグが終わってめくったページを目にして、大方の不満は薄まり、なんなら応援したくなってしまう安い読者。 例の、佐藤さんがひたすら不条理な目に遭うあのデビュー作を読んで校正って職業はこの世から消えたのかと仰け反りながらも、文芸社なのだと気づき、その後の大躍進を目にしてきたという経験のある人なら、多分この事実で星一個増えて、ちょっとエールを送っちゃうと思うのです。
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