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「不確実性」超入門 日経ビジネス人文庫
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「不確実性」超入門 日経ビジネス人文庫

田渕直也(著者)

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「不確実性」超入門 日経ビジネス人文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BPM
発売年月日 2021/10/02
JAN 9784532240103

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「不確実性」超入門

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商品レビュー

3.3

9件のお客様レビュー

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2025/08/30

不確実性とは何か、それは予測できるものなのか、そもそも予測とは何か、不確実性にどう向き合えばいいか。あまり深く考えてみたことがないようなことであったが、それを身近な株や歴史的事実などの事例をもとに考えることができ、面白かった。 定量的に予測できるものも当然あるが、できないものも...

不確実性とは何か、それは予測できるものなのか、そもそも予測とは何か、不確実性にどう向き合えばいいか。あまり深く考えてみたことがないようなことであったが、それを身近な株や歴史的事実などの事例をもとに考えることができ、面白かった。 定量的に予測できるものも当然あるが、できないものも多い。AIでできるようなものでもない。予測は単に、不確実な仮説に過ぎないもので、予測すること自体が難しいものである。 予測が当たらない、間違ったりすること自体が問題というわけではない。そもそも予測することができないものに対して予測して対処しようとすることが問題である。 不確実性にしっかりと向き合い、それによる変化に柔軟に対応できる思考と行動が重要である。 また、不確実と言われるような事象が送る原因には、人間の嫉妬や欲望、不安や恐怖といった心理がそれを助長し引き起こされているということ、不確実性と予測には、結局人間の心理が大きく影響しているということも改めて認識する。

Posted by ブクログ

2025/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「不確実性」とは何か? 本書『「不確実性」超入門』は、金融市場のプロフェッショナルである田渕直也氏によって執筆された、経済や投資における「不確実性」というテーマに真正面から取り組んだ一冊である。筆者はリスクと不確実性を明確に区別し、我々が日常的に用いている「リスク」という言葉の裏にある曖昧さに光を当てている。 経済学やファイナンスの世界では、「リスク」は確率分布が既知であるもの、「不確実性」は確率分布すら不明なものとして定義される。しかし多くの投資家や経済主体が直面しているのは、実際には「不確実性」の方である。田渕氏はこの点に強く着目し、我々がどのようにしてこの不確実な世界に適応し、判断を下すべきかについて、多面的に論じている。 経済や投資における「モデル」との向き合い方 本書で特に印象的であったのは、「モデル依存性」に対する警鐘である。現代の経済学や金融工学は、多くの数理モデルに依存して構築されている。しかしながら、これらのモデルは常にある種の仮定の上に成り立っており、現実の不確実性を完全に捉えることはできない。 田渕氏は、モデルを使うこと自体を否定しているわけではない。むしろ、モデルの限界を理解した上で、モデルを「使いこなす」ことの重要性を説いている。すなわち、モデルが示す結果を鵜呑みにするのではなく、それがどのような前提に基づいて導かれたものかを問い直し、自らの判断力を常に研ぎ澄ます姿勢が求められているのだ。 「意味のある仮説」と「意味のない予測」 また、筆者は予測の限界についても率直に語っている。特に、金融市場やマクロ経済の将来を予測することがいかに困難か、そしてそのような予測に依存することがどれほど危ういかを具体的な事例を交えて説明している。 例えば、過去のデータを基にした回帰モデルによる株価予測は、一見説得力があるように思える。しかし、市場の構造が変われば、過去のデータに基づくモデルは容易に無効化される。田渕氏は、未来を「正しく」予測するのではなく、「不確実性の存在を前提として行動する」ことの方が、長期的に見てはるかに合理的であると説く。 このような視点は、FIRE(経済的自立と早期退職)を志す読者にとっても非常に重要である。なぜなら、FIREの実現には将来の資産運用が大きく関わってくるが、その運用成績は当然ながら不確実性の影響を強く受けるからである。 不確実性の中でどう行動するか 本書の中核にあるのは、「不確実性に満ちた現実をどう生きるか」という問いである。筆者は、確実な知識や予測に依存せず、むしろ不確実性を織り込んだ思考と行動をとるべきだと主張する。 その一つのアプローチが「オプション的思考」である。これは、将来の複数の可能性を考慮しながら、柔軟に対応できる戦略を選ぶというものである。例えば、一つの投資先に全資産を集中させるのではなく、複数の資産に分散投資を行い、それぞれの動きに応じて調整を加えていくことが、オプション的思考の一例といえるだろう。 また、筆者は「ナラティブ(物語)」の力についても触れている。人間は本質的に不確実な状況を完全に理解することができないため、ナラティブを通じてその状況に意味を与えようとする。だからこそ、我々がどのようなナラティブを信じ、行動に反映させるかが、極めて重要なのである。 本書が示すFIREへの応用 『「不確実性」超入門』は、単なる金融や経済の専門書ではない。それは、不確実性をどう理解し、どう行動するかという、普遍的かつ実践的な哲学書でもある。 FIREを目指す者にとって、不確実性への理解と対応は生命線である。将来の市場動向、インフレ率、生活費の変動、制度の変更など、FIREの成功を左右する要因はことごとく「不確実」である。そうした中で、自らの判断を下し、戦略を調整し続けるには、本書で述べられているような思考法が不可欠である。 「未来を予測することはできないが、未来に備えることはできる」。本書を読み進める中で、この一文が胸に深く刻まれた。これはFIREを志すすべての人への力強いメッセージである。 まとめ 田渕直也氏の『「不確実性」超入門』は、経済や投資における「不確実性」という概念を体系的に解説しつつ、その本質的な意味と向き合う方法を提示した良書である。モデルの限界、予測の不完全性、そして「物語」の力といった観点から、不確実性の中でどう行動すべきかを示してくれる。 FIREを含む長期的なライフプランを描く上で、本書が与えてくれる洞察は極めて大きい。不確実性を恐れるのではなく、受け入れ、それを前提に行動する姿勢こそが、変動の時代を生き抜く鍵となるであろう。

Posted by ブクログ

2024/03/26

書店でオススメされていたので気になり拝読した。 良くも悪くも題名にある通り、超入門書。 世の中の不確実性について、確率論のようなランダム性やフィードバックの観点から述べられていた。様々な具体例を挙げられており、分かりやすく解説されていた。 良く言えば丁寧、悪く言えば同じような事を...

書店でオススメされていたので気になり拝読した。 良くも悪くも題名にある通り、超入門書。 世の中の不確実性について、確率論のようなランダム性やフィードバックの観点から述べられていた。様々な具体例を挙げられており、分かりやすく解説されていた。 良く言えば丁寧、悪く言えば同じような事を別の事例で繰り返している印象で、個人的には物足りなく感じた。

Posted by ブクログ

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