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かけがえのない心 となりの国のものがたり
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かけがえのない心 となりの国のものがたり

チョ・ヘジン(著者), オ・ヨンア(訳者)

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かけがえのない心 となりの国のものがたり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2021/09/17
JAN 9784750517148

かけがえのない心

¥660

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2024/11/10

国際養子に出された主人公。 捨てられた生命、救われた生命、生まれくる生命、様々な生命を感じる物語。 翻訳者も書いているが、人の本心なんてものは誰にも分からず、自分の本心でさえも誤解するものなのだと思う。 そんな中で打ち捨てられた事があっても、どうにか生きていく。 読後は深い感慨...

国際養子に出された主人公。 捨てられた生命、救われた生命、生まれくる生命、様々な生命を感じる物語。 翻訳者も書いているが、人の本心なんてものは誰にも分からず、自分の本心でさえも誤解するものなのだと思う。 そんな中で打ち捨てられた事があっても、どうにか生きていく。 読後は深い感慨に耽った。

Posted by ブクログ

2024/03/03

この本を読むまで、韓国の国際養子縁組という社会問題のことを全く知らなかった。 国籍、そして生みの親を失うという二重のアイデンティティの喪失と、どこへ行っても避けられない差別と偏見。「私は何者なのか」と問い続ける人生の悲哀。 不可逆性を多分にはらみながらも、少しずつ重なり合う登場...

この本を読むまで、韓国の国際養子縁組という社会問題のことを全く知らなかった。 国籍、そして生みの親を失うという二重のアイデンティティの喪失と、どこへ行っても避けられない差別と偏見。「私は何者なのか」と問い続ける人生の悲哀。 不可逆性を多分にはらみながらも、少しずつ重なり合う登場人物たちの人生、その構成の緻密さが圧巻。生命に敬意を持ち丁寧に描く著者の眼差しが温かく良い読後感でした。

Posted by ブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正しい答えを示すのではなく、 迷いながら主人公たちが自分なりの答えを選んでいくところがいい。 だから読んでいる私自身も、私だったらーと考えられる。 テーマは重いのに、決して派手な展開にせず、どこかドキュメンタリーのように物事が淡々と進んでいくのも、読み手に考えさせる余白が生まれてよい。 自分の過去を探すため、というところから始まっていながら、いつしかそこから話が転がりだし、展開していくのもいい。 養子とか、韓国が舞台とかそういうのとは関係なく、 「わたしがいることの意味」を考えさせてくれる良作だと私は思う。 ※蛇足だが、唯一苦しかったのが登場人物の名前。  似た名前が多くて、頭の悪い私はときどき誰が誰だか わからないときがあった。

Posted by ブクログ