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犯罪乱歩幻想 角川ホラー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/09/18 |
JAN | 9784041110638 |
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犯罪乱歩幻想
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
『D坂の殺人事件』や『赤い部屋』といった江戸川乱歩御大の作品や『リング』『ウルトラQ』のトリビュートがコンセプトである作品で、それぞれの世界観を踏襲しつつも三津田信三先生特有のぎょっとするようなラストが魅力的だった。そのまま読んでも面白いが、江戸川乱歩作品や『リング』をあらかじ...
『D坂の殺人事件』や『赤い部屋』といった江戸川乱歩御大の作品や『リング』『ウルトラQ』のトリビュートがコンセプトである作品で、それぞれの世界観を踏襲しつつも三津田信三先生特有のぎょっとするようなラストが魅力的だった。そのまま読んでも面白いが、江戸川乱歩作品や『リング』をあらかじめ読んでおくことでまた違った面白さも出てくるとも感じた。
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乱歩ワールドに挑んだ連作5編に「貞子」「ウルトラQ」トリビュート2編を加えた短編集。トリビュート作品でありつつ、間違いなく三津田氏独特の世界として成立しているのが面白い。 ・「屋根裏の同居者」は原典は勿論だが、春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ』にかなり触発されたと思しい(参考文献にもある)。 ・「赤過ぎる部屋」は猟奇趣味が語られる秘密倶楽部を舞台に二人称で書かれた作品。異常心理を扱った点で本作が乱歩の作品世界に最も近いように感じられた。 ・「G坂の殺人事件」は作者自身(がモデルの人物)が殺人の被害者だったり、探偵役として登場するのがファンにはお馴染みの人物だったりと完全に三津田作品の世界。……ところで横浜市のG坂って、権兵衛坂か弘明寺坂か、それとも別の(架空の)坂? ・夢遊病を発症し人を殺めてしまった経験を男が語る「夢遊病者の手」は、精神分析医の謎解きもさりながら、一瞬目眩を覚えるようなラストが乱歩世界への深い造詣によるものーと解説を読んで納得。 ・「魔鏡と旅する男」は鏡と双生児という乱歩好みのガジェットがふんだんに用いられている。 ・かつて著者自身が聞き書きしておいたという体の「骸骨坊主の話」は、貞子トリビュート企画で書き下ろされたもので、登場作品の「リング」そのものをモチーフにした得意のメタフィクション仕立て ……と思い込むことにする。 ・ラストの「影が来る」は登場人物などウルトラQの世界を舞台にしたSFホラーでありながら、ここでも著者の作品世界としれっと地続きにしてくるところで思わず笑ってしまう。とは言え仮に「ウルトラQ」のリブート作品でこの話を映像化されたとしても、違和感は何らない気がする。 全7編共トリビュート作品であり、元ネタを知らないよりは知っている方がより面白いだろうな……というところ。乱歩作品を言わば自家薬籠中のものとして自身の作品世界を構成した感があり、自分含めた三津田ファンには愉しめるだろうが、例えば乱歩ファンが読んだらどんな評価なんだろう、か。
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今読んでる 子どもの頃好きだったな〜江戸川乱歩…… と思って購入〜 三津田信三さんの小説は前に何か読んでた気がする。 角川ホラー文庫から出てるってことはミステリじゃなくてホラーメインなのかな? トリビュート 尊敬の印,賛辞,贈り物 トリビュート作品 あこがれの存在であったりするアーティストに対しての敬意を表す作品 オマージュ作品とはいえ江戸川乱歩を久しぶりに読んでる感覚になった 『赤過ぎる部屋』 当たり前っちゃ当たり前だけどラストの完成度は江戸川乱歩の赤い部屋の方が綺麗だった。 内容は赤過ぎる部屋のほうが完成度に拘らない、それこそ猟奇趣味の会員同士らしいオチだった。 確率の犯罪に魅了を感じるのも衝動殺人、殺したいから殺す、っていうのもとてもいい。 が、内容が少し杜撰かな……赤い部屋は作り話っていう前提で書いててこちらは本当にやったという体で書いているからなのかもしれないけれど。 それ、実行したらさすがにバレるでしょ〜って少し冷めちゃった。 『D坂の殺人事件』 元になった乱歩の作品で明智小五郎は「物質的な証拠は当てにならない」と言っていたが。 物的証拠とトリックを暴く古典的なミステリで敢えてこの作品をモデルに書いたのだと思うと面白かった。 関係ないけど冒頭の本格云々、ホラーミステリなんて云々のアンチシーン、最後のあたかも一緒に推理し全ての可能性を除外してから「犯人はあなたですよね?」って書き手を指名するシーン、江戸川乱歩の作品にもあった気がするんだけどどの作品だっけ?!も、もやもやする〜! 『夢遊病者の手』 最後のシーン、これだと少し間抜けで面白い。 こーであーでこーだから……じゃあ私たちって?って自分の意識まで見失ってて草 原作もそうだけどそもそもあなたの体験した物語すら病気の見せた幻覚だったのかも?というオチはちょっとゾッとする。 胡蝶の夢的な(雑) 『魔境と旅する男』 言いたいことも1番あるけど雰囲気は1番好き。ホラーの要素を最後まで纏わせつつミステリの要素もしっかりあって読者へのヒントもちゃんとある。 『骸骨坊主の話』 ふ、普通に怖くてびっくりしたぁ〜。 ミステリじゃなくてホラーだものね、そうだわね。 『リング』のトリビュート作品という立場を最大限利用して『元々構想していたけど書かないうちに出てきた流行作品と酷似していて発表できなかった』という体で面白かった。 個人的に人の口にとは立てられないって言うけど口伝で伝染していくのがビデオよりも絶望感凄かった。 大人が『悪いところ』って言ったり井戸の話を途中で切り上げたり、こういうのって大人がちゃんと理由を言わないから子供は興味を持つわけだし良くないってツッコミ要素になっちゃうんだけどこの場合親たちも言ったら伝染するって知ってるから言うのをやめたのかな? でもそしたら何で生き残ってるの?って思ったけどだからこそ『知ったら死んでしまう』という要素だけ伝えていてそれがいつの間にか『悪いところ』みたいなふんわりした内容に変わっちゃったのかな? ちょっと敷居の高い洒落怖って感じだった。 『影がくる』 トリビュートと言われてもウルトラQを知らない人間なのでちゃんと楽しめていたかは謎。 最初は楽しめる気しないし読み飛ばそうと思ってたらところがぎっちょんこれが割と1番好きと言っても過言ではないくらいちゃんとホラー。 もしかしてウルトラQってホラーなの?しらんけど。 これ途中で一人称の女の子の方がドッペルゲンガー側だったら怖いなぁって思ったけどさすがに違うか。 最後どちらかがドッペルゲンガー側に意識を乗っ取られてたりとかね。
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