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戦争とバスタオル
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戦争とバスタオル

安田浩一(著者), 金井真紀(絵)

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戦争とバスタオル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2021/09/11
JAN 9784750517100

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商品レビュー

4.3

24件のお客様レビュー

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2025/11/03

✩は3.5。 これは…エッセイというのかな。分厚いのに読みやすかった。 色んな国の色んなお風呂について紹介されるとともに、日本の「加害」の歴史も学べる一冊。 この本を読んで、自分は「被害」の歴史より「加害」の歴史に興味があることが分かった。 何が私をそこまで惹きつけるのかは...

✩は3.5。 これは…エッセイというのかな。分厚いのに読みやすかった。 色んな国の色んなお風呂について紹介されるとともに、日本の「加害」の歴史も学べる一冊。 この本を読んで、自分は「被害」の歴史より「加害」の歴史に興味があることが分かった。 何が私をそこまで惹きつけるのかは分からないが、ある一定以上の条件が揃った時に発動される日本人や人間のもつ残忍性や、無意識に表に出てしまう排他的な行動や言動に、所謂「本能」や、消しきれない「獣」としての一端が垣間見えるからかもしれない。 いずれにせよ「加害」の歴史から目を背けず、過去の過ちを過ちとして見つめ直すことは今後も続けていきたいと思った。

Posted by ブクログ

2025/10/30

想像したより政治的な話題にくっつけた様で、温泉の楽しさよりそれらが影の様にこびりついて複雑だった。こうした日常を送れるのは沢山の人達の犠牲の上にあるのは理解できる。単なるお気楽な紀行文ではなかった。

Posted by ブクログ

2025/10/25

もともとは世界の浴場や温泉を巡ろうという企画がぶれて(?)過去の戦争にまつわる日本の負の、そして清算できていない歴史を訪ねる旅と折衷されたような感じ。代表的なのが旧泰緬鉄道の沿線の温泉で、あの過酷な敷設工事のかたわら日本軍や関係者が整備した温泉がいまも残っているという。まさに、温...

もともとは世界の浴場や温泉を巡ろうという企画がぶれて(?)過去の戦争にまつわる日本の負の、そして清算できていない歴史を訪ねる旅と折衷されたような感じ。代表的なのが旧泰緬鉄道の沿線の温泉で、あの過酷な敷設工事のかたわら日本軍や関係者が整備した温泉がいまも残っているという。まさに、温泉のあるところに日本人の足跡あり、傷跡ありという感じ。そうなるとただ気持ちいいとだけは言っていられない。癒しや憩いの場も視点を変えればさまざまな背景や歴史があることを感じさせられた。 瀬戸内の大久野島は戦中、毒ガス工場になっていたという。そこで働いた人たちは、戦後も毒ガスの後遺症に悩まされた人が少なくなかった。毒ガス製造は戦中当時にも国際的に非合法なものだったことから、その製造に携わった人を公的に補償するという表向きの論理が立たず補償は遅れたし、徴用されていた朝鮮半島の人たちなどは見捨てられたまま。 少年の頃に大久野島の向上で勤労動員されていた藤本安馬さんもそうした一人。抗いようなかったとはいえ、自分が作った毒ガスが中国大陸などで使われいまも被害が残ることに心を痛めている。自身も毒ガス製造による体調が安定しない、つまり被害者だが「わたくしは加害者でもあるんです。わたくしは大久野島で鬼にされたんですよ!」(p.354)、「だからわたくしは忘れない。鬼にされたことを、犯罪者にされたことを、人殺しの道具をつくらされたことを、絶対に忘れない」(p.355)と著者らに語る、いや思いをぶつける。戦後80年近くになろうとしながら、少年の頃の苦い記憶をその何倍もの人生の間、抱えて生きてきた悲痛さが迫ってくるようだった。平和って、平和でない記憶をもつ人たちがいないとその方向に進まないのだろうか。伝えるだけでは不十分な気がする、伝わらない人には伝わらないから。悲しいかな、戦争を知らない子どもたちは簡単に戦争をしはじめてしまうような気がしてならないこのごろ。 韓国のチムジルバンのような男女が共に過ごせる施設は1999年の法改正以来で意外と新しい文化だということや、垢すりタオルを「イテリ(Italy)」といって、そもそもは1960年代に使い道のないイタリア製の生地(ビスコールレイヨン)を転用したアイデア品だったということが知れたのはなかなかの収穫だった。

Posted by ブクログ

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