北条義時と鎌倉幕府がよくわかる本 KAWADE夢文庫

歴史の謎を探る会(編者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2021/09/11
• JAN: 9784309485720

商品レビュー

2022/04/13

ブームに乗っかって一気に鎌倉時代の勉強をしよう第3弾

こちらは
歴史の謎を探る会（編）とある
以下抜粋
歴史の中に埋もれている“ドラマチックな歴史”を楽しむべく結成された、夢とロマンを求める仲間たちの集まり。学校では教わらない史実の裏側にスポットを当て、一風変わった視点からのアプローチには定評がある。
とのこと
面白そうなので読んでみることに

初心者向けで非常にわかりやすく、スラスラ読めた
「鎌倉時代がもっとよくわかる用語集」
なんかあったりして知識不足の身には有難い

ようやく鎌倉時代の概要を掴んできた…かも
相変わらず人名にモヤモヤしているが、覚えられないのは自分の中に存在価値を見出せないから仕方ない
「御免」

この時代は血で血を洗う権力抗争が激しいことは理解しているつもりだったが、一度はは関東武士として源頼朝の元で盟友となっても、生き残りをかけ遠慮なく裏切り、殺害する…
改めて彼らの生きるか死ぬか…という生存競争の過酷さを思い知る
とにかく先に仕掛けて勝つ…
これが最後に勝ち残れた北条家の象徴なのかなぁ
北条義時の凄さが知りたくて読んだのだが、やはり明確に鮮明にわからない
そもそも派手な存在じゃないし…
それでも生き残れた理由を自分なりに分析してみた
■姉政子との協力（カリスマ姉さん）
■優秀な味方に恵まれた（三浦義村、大江広元、三善康信など）
■自身の冷静な判断と賢明な選択
■承久の乱での勝利（前代未聞の出来事）
こう考えるとある意味強運の持ち主で、良いものを吸い寄せられるそれなりの人柄だったのではないか…

北条氏は時政から始まり、いくつかの分家に分かれ氏族としても、政権の権力者としても繁栄を続けていく
そしてあまり知られていない北条家の最後は北条時行
既に鎌倉幕府滅亡し信濃国へ落ち延びる
足利勢から鎌倉を一時奪回するも、奪い返されてしまう
再度信濃国に逃げ延び、後醍醐南朝に属して足利氏と戦う
粘り強く戦い続け、敗れても決して自決することはなかったが、最後は足利勢に捕らえられ斬首される
これが鎌倉幕府滅亡から約20年
これを以って鎌倉北条は絶え、長い歴史が終わる
なんだかしんみりしてしまう最後である

鎌倉時代といえば、源頼朝、源義経、北条政子…
こんな知識しかなかったのがここまで広がったから良しとしよう
スポットライトがあたらない場所にだって興味深いことはたくさんあるのだ

2022/03/28

2022/3/28 読了
　時系列に沿って、出来事や事件を記述してあり、その中で重要な役割を果たす人物をピックアップして、説明を加えていくという記述の仕方がしてある。当時の用語（「侍所」とか「問注所」など）を解説しているコーナーがあったりして、分かりやすい。大河ドラマ『鎌倉殿の１３人』鑑賞の副読本として最適。

2022/03/19

義時や北条がよくわかります。いろんな本を参考にしていますので、著者の偏りがなく幅広く書いてあります。