おまえなんかに会いたくない

乾ルカ(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2021/09/08
• JAN: 9784120054600

商品レビュー

2024/11/22

登場人物が多い。
もうちょっと削って1人当たりのキャラを
際立たせても良かったかなぁ？と思う。
たまにこの人物、この描写いる？と思う。
後半は、ほぼ飛ばし読みしました( ˊᵕˋ ;)

学生時代から同窓会が行われる10年もの間
ほぼみんなスクールカーストに
縛られたまま話は終了と言った感じ。

スクールカーストなんてくだらないと
一石を投じるラストかと思ってたので
なんか拍子抜けしました(´-ω-`)

ただ表紙のイラストは美しいです！

2024/10/19

富岡の「だってそれが合っていたら、..」という発想がもてるような、そういうものに　わたしは　なりたい

2024/08/21

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北海道立白麗高校3年6組の元クラスメイト達に、
同窓会開催の葉書が届き、そのSNSが立ち上がる。
そこに突如書き込まれた爆弾ともいえる書き込み、
校庭に埋めたタイムカプセルに書かれた事実とは。
新型感染症によって追い詰められていく日々の中、
それぞれの思いで苦悩していく登場人物達を描く。
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登場人物全員が性格悪くて、その全員に共感して、
自分も大概だな、と自分に辟易しましたとさ、笑。

スクールカーストが主な題材になっているけれど、
今はこんなにもカースト自体に自覚的なのか？と。
囚われ過ぎて自分意思で動くこともままならない。
そんなに窮屈だったっけ。全然楽しそうじゃない。
でも、それも引っくるめての青春なんだったっけ。
下位の者へのいじめに無頓着でわざわざ傷付ける。
それを何とも思わない。ひたすら若く青く愚かだ。

しかし、いじめダメ絶対！とは分かるし思うけど、
岸本のウザさは駄目過ぎた。無理過ぎた。吐き気。
そんな私はいじめ助長予備軍なのだろうか…苦悩。
しかも時が経って、結婚をし、就職し、自省をし、
勝手に自己完結してる割に周囲を巻き込み復讐劇、
その身勝手さにいじめの苦痛を慮っても苛立った。

登場人物全員嫌いな小説は初めてで感動した、笑。
そして結局三井の屈託のなさや無邪気さが最強だ。
みんな誰しも三井みたいな人になりたいのでは？
(でもこういう女が一番嫌いという人も割といそう)

そして結末は尻すぼみで、消化不良。不完全燃焼。
至るまでの話が延々と長かったこともあり徒労感。
歯切れの悪さも、悶々とした青春の混沌さ故？？

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この作品は、北海道立白麗高校三部作らしく、
「水底のスピカ」「葬式同窓会」と続くらしい。
うーん、いつか全部読んでみたい、いつか…笑
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