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ひとつ宇宙の下 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2021/09/07 |
JAN | 9784022650016 |
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ひとつ宇宙の下
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ひとつ宇宙の下
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スーパーで働く父は家族の為に夢を捨てた。そんな時に息子が天体観測に興味を持ち始めた。近所に住むお祖父さんはお金持ちで立派な天体観測ドームを持っていて、そこに息子が通い始める。父と息子、母と息子が代わるがわる通い初めて、段々と過去を思い出す。 息子の夫婦は星を通じて出会って結婚した...
スーパーで働く父は家族の為に夢を捨てた。そんな時に息子が天体観測に興味を持ち始めた。近所に住むお祖父さんはお金持ちで立派な天体観測ドームを持っていて、そこに息子が通い始める。父と息子、母と息子が代わるがわる通い初めて、段々と過去を思い出す。 息子の夫婦は星を通じて出会って結婚したのであった。その時の熱い想いを思い出し、星の世界へ再び戻ろうとする父、感動の物語である。
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修士の途中でブラックホールの研究を諦め、医療機器の営業に甘んじた亘。息子の彼方にも宇宙を研究していたことを隠し、つまらないサラリーマン生活を送っていた。そんな中、彼方が夜中に家を抜け出していることに気づいた。彼方は昼間は坂の上に有るドーム型の家に向かっていた。 天体観測の話かと...
修士の途中でブラックホールの研究を諦め、医療機器の営業に甘んじた亘。息子の彼方にも宇宙を研究していたことを隠し、つまらないサラリーマン生活を送っていた。そんな中、彼方が夜中に家を抜け出していることに気づいた。彼方は昼間は坂の上に有るドーム型の家に向かっていた。 天体観測の話かと思ったら、UFOだったりいじめに虐待、夢になんとかかんとか、盛り沢山すぎるほどあれこれ詰め込んだ小説である。おっさんスタートという部分がなければ、11歳の少年の話で書けそうなのに、まあ、いらんことしたなあというのが印象。 亘(父)、一華(母)、彼方(息子)という順に、それぞれの視点で描かれるのだが、変に視点を動かしてしまったうえ、それぞれのキャラクターを設定しきれていないため、章の途中でだれの話だったのかが見えにくくなっている。 まあすべての失敗は、思いつくことを全部盛り込もうと張り切りすぎたせいなのだが、第二章あたりから描きたい文章と会話が乖離し、話が前のめりに上滑りをし始める。彼方の章では、子供を描こうとしすぎて私の考えるいじめの構図という、現実的でない話になってしまっている。全体に現実味がなく、1980年くらいの子供向けアニメの上っ面を撫でるような話になったのは残念極まりない。 UFOの話もそこまで頑張らなくても良かったんじゃない?というものだし、まあ言うても面白くもないし、天体が好きなら天体のみに落とし込んだら良かったのに。 あと、子供向けなら子供向けで情景を淡々と描いたほうが心に残るもんだが、そこにいじめ、虐待、おとなになってからの夢、家族の幸せなどという、正直この話にはどうでもいいテーマを盛り込んだのは完全に失敗だ。せめて2テーマくらいに絞れなかったのか。 まあ、この作家はもう良いかな、という程度の本だ。
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4話のオムニバス形式。 パパ、ママ、息子の家族がメインなんだけど、最初は「ママってばなんでそんなこと言うの〜?」って思ってたのに どんどん、紐解かれてゆく。ママにはママの、想いがある。 家族が家族に、 家族としての役割から、自分自身に ふれながら、羽化する物語。
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