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ある地方官吏の生涯 木簡が語る中国古代人の日常生活 京大人文研東方学叢書9
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 臨川書店 |
発売年月日 | 2021/08/24 |
JAN | 9784653043799 |
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ある地方官吏の生涯
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古代帝国の実際の法律を実例を挙げて紹介し、古代人の生活を解説してくれる。 紀元前の秦漢代に既に強固な法支配体系が編み上げられていることが伺われる。家父長の権などは現代人の感覚とはそぐわない面もあるが、裁判は概ね理非を重視しており現代人の感覚からも納得できる物が多い。また、中国郷里は日本村落とは違い共同体という概念が薄く、刃状沙汰だけでなく家庭内問題や差別問題といった揉め事は村落内の自治ではなく官による検断に頼っている面が特徴的。 一方、当時はまだまだ巫の領域も多く残っており、出産や訴訟や冠婚葬祭について卦による見通しを得ていた。医療の面でも実態としてはまだまだこのたぐいの話が残っていたらしい。 当時は肉体損壊者に対する差別意識が強く、肉刑者がその後無期で特別な労役に就いたことや、君主歴代の墓には戦死者は共に埋葬されなかった。ただ肉体損壊者の労役は、市井で暮らしにくい者への就労支援生活保護といった意味合いもあったのかもしれない。
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