自由研究には向かない殺人 創元推理文庫

ホリー・ジャクソン(著者), 服部京子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2021/08/24
• JAN: 9784488135058

商品レビュー

2023/12/30

凄く良かった

[なん]

普段海外小説や厚めの小説は読まないのですが、夢中で読んでしまいました。最後まで犯人がよめず本当に読んでいて楽しかったです。

2022/02/26

子供の自由研究

[beehot09]

子供向け、かな

新人さんということで、構成に甘さがあったと思う

突拍子の無い情報が突然出て来る、という部位が終盤多くて、

そういう情報って、推理小説だけで無く、冒頭にメタファーでも良いし、書いておくべきで、

今後は、もう、新人さんだし、が赦されないんじゃないかと

イギリスはAgatha ChristieとSherlock Holmesの国で、ことに推理ものに

手厳しい

ですから、世界クラスのquarityを保持できてる

どこかで見た？という既視感が拭え無かった、犯人のドンデン返しに固執して、

あの犯人になったんでしょうけど、キャラクター設定で失敗している

もっと淫靡さがどこかに匂う程度無いと、Sydney Sheldonみたいになる、犯人のキャラクタ

設定上でですね

北欧ミステリが人気あるようだけど、推理小説自体、個人的に好きでは無いんで、

10作品程度しか読んで無いけど、もっと練られてる

イギリス人作家さんたちの、最近というか、この20年以内だと、

Ann Creves?スペル忘れた、Shetland諸島ものとか、

面白い、うまいな、と思った

Sydney Sheldanのようになると、推理作家の上位に君臨できない

その場で思い付いた感、その犯人に感情移入できないんです

ああ、コイツだったらやるだろうな、感がいっさい感じられ無かった

軽い

2024/05/07

自由研究といえば、夏休みに親が子どものために一生懸命考えてあげちゃうアレですよね？
でも、この物語の自由研究は全然違った！
高校生のピップが自由研究の題材に選んだのは、自分の住む町で5年前に起きた少女の失踪事件。交際相手の少年が少女を殺害して、自殺したものとして事件は終わっている。どうしても納得できなかったピップは自由研究という名目で事件を調べ直していく。

犯人だとされている少年の家族‥‥そのままこの町に住み続けている‥‥これは辛いですね。狭い町の中で、ずっと後ろ指を指されて生きていかないとならない。
でも真犯人を探すということは、この狭い町の中の他の人を疑うということ。事件を調べていくうちにピップにとって疑いたくない人も容疑者として浮かび上がってくる‥‥ピップの葛藤が伝わってきて読者もハラハラの連続です。
しかも、真相をつかむまで驚きの事実が二転三転して、どこまで闇が深いのーーー？と登場人物の母世代の私は、目を白黒させて読みました。
ピップの正義感はすごいですね。見て見ぬふりをせずに突っ走ったピップ。大人になっても大きな事を成し遂げてくれそうな予感です。