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闇を泳ぐ 全盲スイマー、自分を超えて世界に挑む。
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミライカナイ |
発売年月日 | 2021/08/20 |
JAN | 9784907333225 |
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闇を泳ぐ
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
筆者の優しさと実直さに溢れた良書です。 「僕は,自分が生きているこの人生が大好きで, この闇の中が,泳いできた世界が,何よりも大事なんだ。 だから,何度だって,この人生を生きたいと思う。」 私も含めて、一体どれだけの人が胸を張って自分が生きている人生が大好きだと言えるだろう?...
筆者の優しさと実直さに溢れた良書です。 「僕は,自分が生きているこの人生が大好きで, この闇の中が,泳いできた世界が,何よりも大事なんだ。 だから,何度だって,この人生を生きたいと思う。」 私も含めて、一体どれだけの人が胸を張って自分が生きている人生が大好きだと言えるだろう? 何度だってこの人生を生きたいと言えるだろう? 障害の有無、得意不得意、好き嫌い、いろいろあるけど、 自分の尺度で生き方を肯定していくことってとても大切なんだなと改めて思った。。
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金髪のバティー教授は、「彼は「チャレンジ・パーソン」よ」と、僕に紹介した。僕は、意味が分からず「彼は、何にチャレンジしているのか?」と、聞くと、一瞬、沈黙が訪れた。教授室の窓から赤く色づいたメープルリーフが揺れていた。「彼は何事にもチャンレジしている」と、彼女は微笑んだ。 20...
金髪のバティー教授は、「彼は「チャレンジ・パーソン」よ」と、僕に紹介した。僕は、意味が分からず「彼は、何にチャレンジしているのか?」と、聞くと、一瞬、沈黙が訪れた。教授室の窓から赤く色づいたメープルリーフが揺れていた。「彼は何事にもチャンレジしている」と、彼女は微笑んだ。 2004年の出来ごとだ。僕はカナダのトロントに留学していて、一緒に医学教育のワークショップをやってくれる仲間を探していた。教授秘書が、彼を連れてきた。彼は、電動車いすに乗り、僕に握手を求めてきた。僕は、慌てて左手を差し出した。この時、身体に障がいがある人を「challenged person」と言う呼び方もあることを初めて知った。紹介された彼は、右半身麻痺があるようだったが、すべてにおいて積極的な挑戦的な人であった。 挑戦する人、それが木村敬一だ。全盲スイマー、東京パラオリンピック金メダリスト。幼少期に7度の手術をしたが全盲になるが、まったく性格は変わらず元気で明るい子。6才から寮生活、負けず嫌いで、イアン・ソープにあこがれて水泳にのめり込む。 12才で単身、上京し、水泳部に入るが、やんちゃな学校生活が始まる。失礼だが、本当に笑えるエピソード満載だ。視覚障害児の寮生達が、夜中に寮を抜け出す! 危ない、危ない、腹をかかえて笑った。高校の夏休みには、白杖をつく木村と同じく視覚障害の親友ふたりで、ローカル線を乗り継ぎ福島に旅行に行く…、さてさて、どんな展開になるか…と、本を読んでゆく。大学時代の初恋のようなエピソードも…。やばい、面白すぎて、ネタばらしになるから、これ以上書かない(笑)。 人には武器が必要だと思い、自分の武器を増やしていくことが生きていくことだと思う彼。水泳は、そんな「武器」の一つと、木村は言う。でも、僕は、思う。木村敬一の最大の武器は、水泳ではなく「Challengeし続ける姿勢」だと思う。アスリートとして、早期に注目されたが、過大な期待と重圧に苦悩し、ボロボロとなる。金メダル候補となるが、北京、ロンドン、リオでは逃し、単身アメリカへ。ライバル、友人、サポーター、そして、新型コロナウイルス…。 この本は、2021年の8月に発売されたので、彼が再起して金メダルを取ったという話は出てこない。つまり、成功物語、自慢話のストーリーではない。『闇を泳ぐ』意味は読み進むと納得できる。皆が寝静まった深夜、僕は読み終えた。最後の数ページ、泣きながら読んだ。窓の外には、漆黒の闇に、長崎の夜景が輝いていた。
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強い人やな。 すごい努力して金メダルとってるのが伝わった。 良いことばかりでなく、挫折や苦悩も乗り越えてやってきてるんだなと感心した。 障害をもってるからと見てまうけど、みんなその世界で生きてるからそれが普通で、下にみたり、不憫に思うのは他人の勝手な評価やねんな。 誰に対してもそ...
強い人やな。 すごい努力して金メダルとってるのが伝わった。 良いことばかりでなく、挫折や苦悩も乗り越えてやってきてるんだなと感心した。 障害をもってるからと見てまうけど、みんなその世界で生きてるからそれが普通で、下にみたり、不憫に思うのは他人の勝手な評価やねんな。 誰に対してもそう。 たとえ子供でもどうしようもない人でも、人それぞれ一生懸命生きてるから、否定せずに認めてあげないといけない。 たくさん考えさせられた。 あとがきは今まで見た本の中でも、群を抜いて素晴らしい。このあとがきを越えることなんてないと思えるくらい心に響いた
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