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歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて
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歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて

大島幸久(著者)

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歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2021/08/18
JAN 9784120054570

歌舞伎役者 市川雷蔵

¥825

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2022/01/20

雷蔵本は、どれも最後は結局早すぎた死が残念という結末なのだが、雷蔵さんの舞台への気持ちに焦点が絞られていて読み応えがあった。

Posted by ブクログ

2021/12/17

田山力哉の「市川雷蔵かげろうの死」と併せて読むといいと思う。 口跡の美しい役者さんでした。 今どきあんなに朗々と発声する俳優は少ないんじゃあないか。 37歳じゃあ勿体ない。 ちなみに、”眠狂四郎”という声を聴くとぞくぞくしたもんです。

Posted by ブクログ

2021/11/04

歌舞伎役者としての雷蔵の掘り下げはいままでなかった切り口。興味がある人も多いと思われるテーマ。 筆者も映画ファンではないというなか、映画のことはほぼ触れず歌舞伎を中心とする舞台での雷蔵情報提供に終始しており、まとめ本としての価値は高い。 かの“つくし会”に坂東竹三郎丈も入って...

歌舞伎役者としての雷蔵の掘り下げはいままでなかった切り口。興味がある人も多いと思われるテーマ。 筆者も映画ファンではないというなか、映画のことはほぼ触れず歌舞伎を中心とする舞台での雷蔵情報提供に終始しており、まとめ本としての価値は高い。 かの“つくし会”に坂東竹三郎丈も入っていたことには驚いた。そして有名な日生劇場のこけら落とし公演の出演者(これも寡聞にして知らなかった)片岡仁左衛門丈への取材も含め、しっかりと歌舞伎における雷蔵の証言を集めているため、読みごたえがある。同じ関西歌舞伎でありながら、父の世代の違いからか、松嶋屋との交流を示す資料がこれまではなかなか見たことがなかったが、当書ではっきりした。 雷蔵の歌舞伎に対する敬慕・郷愁にはいろいろな説があるが、晩年、箱根療養中の雷蔵が、小田原公演中の鴈治郎父子を訪ねたくだりが最も素直な吐露かと思えて痛ましい。 晩年歌舞伎に復帰した北上弥太郎、最晩年に大歌舞伎で歌舞伎座にたった萬屋錦之介を例にあげ、その実現を筆者は夢想するものの、その前に小田原での扇雀との会話ですでに解説しているとおり帰還はむずかしかった、というのが筆者の説であろう。雷蔵クラスが北上弥太郎(嵐吉三郎)のように脇で収まるわけにもいかず、錦之介のような一門もなく、よってモチベーションもなく・・・というのが現実だったはず。

Posted by ブクログ

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