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機龍警察 白骨街道 ハヤカワ・ミステリワールド

月村了衛(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/08/18
JAN 9784152100450

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機龍警察 白骨街道

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商品レビュー

4.4

42件のお客様レビュー

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2024/04/17

毎回カテゴリ分けに悩むシリーズ…。 従来は”敵”の存在を少しずつ炙り出しながら、特捜部の面々が(産官学の癒着した)巨悪と闘うという構図に、3人の搭乗員の過去を描きこんでいた。 しかし(前回からの流れを受けて)今回は大きく物語が動き、特捜の3人がミッションを追ってミャンマーの山中...

毎回カテゴリ分けに悩むシリーズ…。 従来は”敵”の存在を少しずつ炙り出しながら、特捜部の面々が(産官学の癒着した)巨悪と闘うという構図に、3人の搭乗員の過去を描きこんでいた。 しかし(前回からの流れを受けて)今回は大きく物語が動き、特捜の3人がミッションを追ってミャンマーの山中でゲリラや国軍と逃避行を繰り広げることになる。 日本での捜査とアクション満載の逃避行が交互に描かれて一気に読み終える。 しかもこれで終わりではなく、新たな局面を感じさせるラストも見事。まだまだ続きそうなシリーズではあるが、早く次を読みたいものだ。

Posted by ブクログ

2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オピニオンパラレルSF警察小説。 ロヒンギャ問題とインパール作戦、国産兵器の輸出に関わる大疑獄。 逆ロッキードとはすごい発想。ミャンマーのクーデターで、ほぼ時差は存在しないパラレル世界なんだと理解した。 人間が人間を異物と見なすとき、どんな残虐行為にも罪悪感は発生せず、むしろ称賛される善行となる。「民族浄化」という言葉そのものに表れている盲目的な憎悪。 アイゼンの箍は何によって破壊されたのだろう。どこで破壊されたのだろう。ミャンマーで?それとも日本で? クァンジェンピンのチートっぷりがヤバい。道理で尊大なはずだ。個人では世界でも指折りの殺傷能力を有するキキフなのだから。 オキツ部長の思いやりなのか、ストックなのか、遅れて現れるヒーロー、シェラーの参入は私としては嬉しいんだけど、スガタはたまらんよね。 自信も喪失してるし… 契約期間終了しても継続して欲しいけどなぁ。 ユーリとライザが人として復活してきてるから、次はスガタも頼んます… あと…シロキさんの闇堕ちも避けてほしいな… 従姉妹の清純派から毒婦への変わり身は衝撃だったと思うが… オキツ部長が戦いたい敵って、存在するんだろうけど、それとは別な「不条理そのもの」な気がして、個々人の無意識の集合体とどう戦って、何が勝ちなのか、今後が非常に気になるけど、そろそろ最新作まで追いついちゃったから待たねばいけない。 オキツ部長の目指すものが、著書の希望なんじゃないかと期待している。

Posted by ブクログ

2024/01/10

こちらも期待通りの一気読み。国家権力の不都合をもみ消そうと、厄介払いを兼ねて紛争地帯へ主人公たちが送りこまれる。孤立無援の状態から、まさかの裏切りまで、ピンチのオンパレード。持ち前の戦闘能力、センス、チームワークを駆使し、「敵」の巧妙な罠にハマったフリで裏を描こうとするが、敵もそ...

こちらも期待通りの一気読み。国家権力の不都合をもみ消そうと、厄介払いを兼ねて紛争地帯へ主人公たちが送りこまれる。孤立無援の状態から、まさかの裏切りまで、ピンチのオンパレード。持ち前の戦闘能力、センス、チームワークを駆使し、「敵」の巧妙な罠にハマったフリで裏を描こうとするが、敵もその策略を見通してさらに手の込んだことを仕掛けてくる。どんでん返しも伏線回収も見事。国の腐敗を前提にしているが、昨今の状況に鑑みるとさもありなんということろ。ただし、現実の方がちっこくて笑えない。

Posted by ブクログ

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