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筒美京平 大ヒットメーカーの秘密 文春新書1325
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/08/19 |
JAN | 9784166613250 |
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筒美京平 大ヒットメーカーの秘密
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
オリコン1位のリストに「木綿のハンカチーフ」が入っていいない、で、それを阻み続けたのが元「藤浩一」のたいやきくんというのが皮肉だなぁ、と。
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最近レコードを買うようになり、昔の歌謡曲をよく聞く。クレジットを見ていると筒美京平と書かれているものの多さに驚くと同時にだれ??と思い読んでみた。前半めちゃめちゃ面白い。 後半のゆかりの人ととの対談も恐らく筒美京平に何かしら思い入れがある人が読んだら面白いのではと思う。
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「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」を読んで、軽い語り口、だけど鋭い視点の近田節が気持ち良くなってしまい、続けて本書を開きました。そもそも近田春夫がずっとリスペクトしてきた対象なので、自分の音楽を語る自伝より活き活きしているし、楽しそう。実際の読書も、脳内ライブラリーだけでなく...
「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」を読んで、軽い語り口、だけど鋭い視点の近田節が気持ち良くなってしまい、続けて本書を開きました。そもそも近田春夫がずっとリスペクトしてきた対象なので、自分の音楽を語る自伝より活き活きしているし、楽しそう。実際の読書も、脳内ライブラリーだけでなく、YouTubeでマニアック曲を検索しながらの「聴く読書」でした。曲そのもの、だけじゃなく筒美京平が取り込んだ元ネタもばんばん開示されるので、まるで鶴の恩返しの機織り部屋を覗いているようなドキドキ感があります。南沙織「17歳」の元ネタがリン・アンダーソン「ローズ・ガーデン」であることは有名ですが、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」の元ネタがギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」という最新の仮説(?)も披瀝されて、著者の京平研究、恐るべし、と言った感じです。洋楽と言われるもの邦楽化という、日本の高度経済成長時代が求めたもの、例えば、お茶の間からリビングへのシフトみたいなことを音楽という領域で一手に担ってきたのが筒美京平という「ツル」でなのだと感じました。だから筒美京平が「どんな曲を作って来たか?」ではなく「どうして現役として曲を作り続けることが出来たか?」だし、そもそも「彼は何者だったのか?」が本書のテーマだと思いました。そういう意味では第2部の実弟・渡辺忠孝、盟友・橋本淳、歌い手・平山みきとの対談は超貴重。まさに京平LOVEが新書に詰まっています。今年なくなった内田裕也、筒美京平とはまったく接点なかったけど、唯一の共通点としてホテルオークラが好き、ということを上げ、日米の狭間の揺れ動きにアイデンティティを見いだす、という指摘は見事だと思いました。それはひとまわり年上のジャニー喜多川にも共通するもので、そのメンタリティが戦後の音楽史の基本なのだと。近田春夫、一生、京平さんのことを考え続ける宣言もかっこいい!
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