とにもかくにもごはん

小野寺史宜(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2021/08/12
• JAN: 9784065237144

商品レビュー

2024/12/08

夫の事故死をきっかけに子供食堂を始めた波子さん。子供食堂を舞台に色々な登場人物の目線で描かれる短編集。最後は嬉しいサプライズで閉めてくれる優しいお話でした。

2024/11/24

「ありがとうは言ったもん勝ち」
という言葉が心に残りました 心温まるお話。

子ども0円大人300円のこども食堂。
訪れる子どもたちも救われているけれど、食堂に携わる大人たちも救われているのかなと思った。
子どもたちも親たちも十人十色だけど、みんなで一つの食卓を囲んで時間を過ごせること、素敵。

2024/11/15

子ども食堂が舞台のお話。実は私自身6,7年前から、近所で月一開かれる子ども食堂でボランティアをしている。表紙を見てレストランの話だと思い込んでいたのでビックリ。
実際やっているからこそ、波子さんの思いがうちの食堂の代表の思いと近かったり、運営で悩ましい部分が結構共感できておもしろかった。

そうです、自己満足って言われても全然いい。タダ飯食べに来てるお客さんがいたっていい。ほんとに困ってる子が来やすくなるなら、ほんとに困ってる子のためになるなら全然いいんだよ、、
子ども食堂のため自らお金を出して運営したりいろんな場所や人にかけあったり、そこまで動ける波子さんや代表って、やっぱりすごいなと思った。

あとはごめんなさい感想じゃありません、
一層個人的な思いです。。笑笑

うちの食堂もかつては料理できる場所を借りて、みんなでごはんを作ってお客さんに提供、その場で食べてもらっていた。
が、コロナ禍以降は、感染が起きてはまずいからと、料理したり食べたりする場所を貸してくれるところがなくなった。(田舎なのでそもそも選択肢が少ないのです)
なので今は業者さんで買った弁当の配布+数ヶ月前から近くの公民館で子どもたちと遊ぶ、の形になった。弁当は、帰ってから食べていただく。

コロナ禍前の食堂スタイルは、一人暮らしのおじいちゃんおばあちゃんも来てて、みんなが同じ場所でごはんを食べているのがやっぱりすごく好きだった。いろんな交流があってたのしかったな。

読んでてすごく羨ましくなった…
あーーやっぱ前の食堂スタイルに戻りたいな〜。