とにもかくにもごはん

小野寺史宜(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2021/08/12
• JAN: 9784065237144

商品レビュー

2024/09/09

子ども食堂に関わる人たちの物語。

子ども食堂をやろうと思う人もすごいし、自分と向き合おうとしている人もすごい、環境のせいにしない人もすごい。

とても勇気づけられました。

2024/08/27

「午後四時 こんにちは 松井波子」
ただで場所を借りて。
事故だというのに逃げ出してしまったら、どれだけ誠心誠意謝罪したとしても許しがたいだろうな。

「午後四時半 おつかれさま 木戸凪穂」
就活のアピールにも。
ただやりたいからやっている人は少なく、学年が上がるほど今後に活かせるように考えてるのだろ。

「午後五時 いただきます 森下牧斗」
相手をしてもらった。
怪我をしたというのに謝罪がなければ怒る気持ちもわかるが、言葉選びを少しした方がいいだろ。

「午後五時半 ごちそうさま 岡田千亜」
一人の食卓とは違う。
抱えるものが増えたのもあるだろうが、思っていることを出来ないストレスが大きかったのかもな。

「午後五時五十五分 お元気で 白岩鈴彦」
別れの理由は優先度。
一年に一度のことなのだから自分が一番に思ってほしいだろうが、全てを含めて好きだったのでは。

「午後六時 さようなら 森下貴紗」
連絡が遅れたことで。
付き合いが長くなる前に知れたのは良かったのかもしれないが、それでも嫌な別れ方ではあるだろ。

「午後六時半 ごめんなさい 松井航大」
ようやく謝罪できた。
言葉を交わすことがなかったから仕方ないとはいえ、互いに納得のいく答えになったのではないか。

「午後七時 ありがとう 石上久恵」
見にきただけでなく。
手伝っているという感覚なのが間違いで、共に暮らしているのだから当たり前のことではないのか。

「午後七時半 また明日 宮本良作」
孫だと思っていたが。
全て仕事のせいにして家庭を蔑ろにしたからこそ、当たり前のように離れていってしまったのだろ。

「午後八時 初めまして 松井波子」
再会は突然であって。
話で聞いていただけでも気がかりだった子が、立派に育って目の前に立っていたら嬉しいだろうな。

2024/08/07

旦那を事故で亡くした波子が子ども食堂を始めることに。

一人の行動が様々な人の助けになる心温まる物語。