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放送コンテンツの海外展開 デジタル変革期におけるパラダイム
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放送コンテンツの海外展開 デジタル変革期におけるパラダイム

大場吾郎(編著)

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放送コンテンツの海外展開 デジタル変革期におけるパラダイム

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央経済社/中央経済グループパブ
発売年月日 2021/08/04
JAN 9784502383618

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2022/11/07

日本のコンテンツは確かに海外販売が伸びている。しかしながらまだまだ伸ばせるポテンシャルがあるはずだ。 放送業界人は必読書だと思う。 読み物というよりも、項目ごとにまとめたマニュアルという感じ。 やはりビジネスとは、過去にどういう歴史をたどって今に至っているかを知る必要がある。 そ...

日本のコンテンツは確かに海外販売が伸びている。しかしながらまだまだ伸ばせるポテンシャルがあるはずだ。 放送業界人は必読書だと思う。 読み物というよりも、項目ごとにまとめたマニュアルという感じ。 やはりビジネスとは、過去にどういう歴史をたどって今に至っているかを知る必要がある。 そうでないと未来を先読みすることは出来ない。 現状の仕組みの本質部分を見ることで、今後この業界がどうやって変化していくかが見えてくる。 エンタメ業界はビジネス構造が非常に分かりづらい。 ハイリスク・ローリターンの業界であるために、ビジネス的な旨味は正直薄い。 それでもこの業界で働きたい人が多いのは、夢があるからか。 個人の夢を搾取して業界が成り立っているという批判もあるが、それでは全く「エンタメが必要ない」と言えば、そういうことはないだろう。 確かに生活必需品ではないかもしれないが、今の時代だからこそエンタテインメントが世界的に求められている気がするのだ。 それは普通の産業とも掛け合わされていることからも明らかだ。 最近は工場見学ですら、エンタメ要素を取り入れている。 やはり、エンタメビジネス・コンテンツビジネスの核心を理解することが、実は今後あらゆる産業に対しても生きてくるのだと思うのだ。 OABの海外向けプロモーションの取り組みは考えさせられる。 ローカル局の中でも小規模局であっても、アイディア次第で何かが出来るという点を示していると思う。 実際に収益につながったのかどうかは別として、既存の業務以外の部分で新たな取り組みが出来たことは大きな自信につながるだろう。 さらに言うと、これらに関わった人材は、新しいことにチャレンジする土壌が出来たのではないだろうか。 そういう意味でも、ローカルの人材育成に多大な貢献をしたと言えるのではないだろうか。 何も東京だけが発信基地ではない。 これだけ距離が関係のない時代に突入しているのだから、大分県と言う地域であっても、どんどんと魅力を発信していけばいい。 そういう意味では、自分たちの魅力を客観視して再認識する必要がある。 自覚している強味だけではなく、あくまでも海外から見た時の商品価値として計るべきだろう。 徹底的なマーケティングの視点で見るということだ。 自分たちが今何を求められているのか。 その点を自覚することが、今後の生き残りを懸けた際に、非常に重要な視点となってくる。 同様に「フォーマット番販」は、今後の日本にとっては大きなポテンシャルになると思った。 日本のバラエティ番組が世界で受け入れられるかどうか。 自分たちの強みがどこなのか。 それも上記大分県の例と同様だ。 あくまでも海外から見た自分たちの魅力の客観視。 世界のバラエティと日本のバラエティはどこが異なり、どこが特徴的なのか。 その魅力を言語化し、マニュアル化していく。 このフォーマットの「マニュアル化」が販売する際に非常に肝になってくる。 これをできる人が日本ではほとんどいない。 (ある意味で専門性が高いために、この専門家がいればそれだけで商売に出来るかもしれない) 今後このフォーマット番販のマニュアル化は肝になっていくだろう。 日本は国内需要が減っていくことが確実なので、海外展開は必須なのである。 その際に、日本という魅力をどうやって伝えていくのか。 それはこの長きにわたる歴史と文化を活かさずにはもったいない。 これらのバランスをとりながら、形として変えていける力が必要なのだと思う。 もっともっと世界に打って出なければいけない。 (2022/10/14)

Posted by ブクログ