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「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生
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「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生

ダン・ウーレット(著者), 丸山京子(訳者)

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「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 シンコーミュージック・エンタテイメント
発売年月日 2021/07/30
JAN 9784401649587

「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生

¥2,695

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2021/10/07

とてもおもしろい。『ダウンビート』あたりの記事を収集しさらに本人やまわりに聞きとり調査したみたいで、ミュージシャン評伝の鑑というか。予想されるマイルス時代の話は全体の1/4ぐらいで、その後の活動や教育者としての面が協調されている。まじめで「背筋が伸びてる」人でものすごい人望。えら...

とてもおもしろい。『ダウンビート』あたりの記事を収集しさらに本人やまわりに聞きとり調査したみたいで、ミュージシャン評伝の鑑というか。予想されるマイルス時代の話は全体の1/4ぐらいで、その後の活動や教育者としての面が協調されている。まじめで「背筋が伸びてる」人でものすごい人望。えらい。

Posted by ブクログ

2021/08/15

60年代マイルスの黄金クインテットのベーシストとして脚光を浴びて以降、今に至るまで活躍する巨人の人生を辿る評伝であり、面白くないわけがない。 大きく本書では、 ・クラシックのチェリストとして音楽を始めるものの、”黒人チェリストはオーケストラには入れない”という差別を目の当たりに...

60年代マイルスの黄金クインテットのベーシストとして脚光を浴びて以降、今に至るまで活躍する巨人の人生を辿る評伝であり、面白くないわけがない。 大きく本書では、 ・クラシックのチェリストとして音楽を始めるものの、”黒人チェリストはオーケストラには入れない”という差別を目の当たりにして、ジャズの世界へと道を踏み入れた経緯 ・60年代マイルスのクインテットでの活動 ・その後のソロワークやサイドメンとしての活動 ・音楽大学での指導など教育者としての活動 など、彼の豊富かつ多面的な活動と、一流の音楽家としての思想・哲学がふんだんに語られている。 酒・ドラッグを全くやらずに、とにかく時間に厳しく、ジャズメンとしてスーツのようなぴしっとした服装を好む(セッションにラフな格好で現れたギタリストのマイク・スターンは厳しく叱責されている)など、厳格な音楽家としてのディシプリンを常に一環して持ち続けていることこそ、現在に至るまで彼を一流の音楽家たらしめているのでは、というのが読んだ印象。そして、マイルスとのエピソードを始め、様々な伝説的なジャズ・ミュージシャンたちとのこぼれ話もとても楽しく、ロン・カーターの活動を通じてジャズの歴史を辿るといっても大袈裟ではなく、大変読み応えのある一冊であった。

Posted by ブクログ

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