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カラハリが呼んでいる ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/08/04 |
JAN | 9784150505776 |
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カラハリが呼んでいる
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
『ザリガニが鳴くところ』を書いたディーリア・オーエンズが夫マークとともに描いたアフリカ、カラハリの滞在記。 ライオンやカッショクハイエナの貴重な観察記録であり、青春の記録でもある。白人としての限界も感じるところもあるが、心打たれる描写も多かった。 読み終わって、そこはかとない悲し...
『ザリガニが鳴くところ』を書いたディーリア・オーエンズが夫マークとともに描いたアフリカ、カラハリの滞在記。 ライオンやカッショクハイエナの貴重な観察記録であり、青春の記録でもある。白人としての限界も感じるところもあるが、心打たれる描写も多かった。 読み終わって、そこはかとない悲しみにとらわれる。失なってしまったものの大きさ。もう二度と戻れない楽園。 本の中で、ボーンズやスターは永遠の命を得る。
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ザリガニの鳴くところの著者夫婦、実際に育った湿地のリアル。 すごく綺麗で儚くて美しくて生々しかった。 写真集ぽいところもあり。
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- ネタバレ
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ノンフィクションの冒険譚。 個人的にはやはり、ボーンズが好きだった。 骨を折るほどの怪我をして疲弊しきっているボーンズに簡易治療を施し、計2、3体ほどの餌も与え、その餌もあまり近くに置くと警戒されるので少し離れたところに置かざるおえないが、そこから自らの陣地の木陰までボーンズが運ぶ上で、傷が開くのではないかとドキドキしながら見守る様。そこから無事回復し、耳にオレンジのタグが付けられ、しばらく見かけなかったと思えば再会できたり、とてもドラマチックだった。 挙句、最後はこれらの話を聞いて感動した人間により知らぬ間に殺されていた。ドラマチック。 他、集団で子育てする様や、我が子を見捨てる者もいたり、オーエンズらが助けてやろうかとやきもきするも結局死んでしまった子供、現地で言葉の通じない助手を雇い、彼が飛行機に乗ったりライオンに触れたりして人間らしい反応を示す様、などなど、ドキュメンタリードラマを見ているようで、長すぎたが面白かった。 ちなみに、ザリガニの鳴くところは未読。 著者のディーリア・オーエンズ氏はカラハリでは20代、ザリガニでは70代での執筆らしい。年月と共に、カラハリ時代がどう影響してくるか、どんな話か、これから読むのが楽しみだ。
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