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ギリシャ正教と聖山アトス 幻冬舎新書628
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ギリシャ正教と聖山アトス 幻冬舎新書628

パウエル中西裕一(著者)

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ギリシャ正教と聖山アトス 幻冬舎新書628

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2021/07/27
JAN 9784344986305

ギリシャ正教と聖山アトス

¥220

商品レビュー

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2025/02/10

1. アトス半島と修道院 アトス半島はギリシャ北部に位置し、正教徒の男性修道士のみが生活を営む「聖なる山」として知られています。ここには20の修道院があり、約1700人の修道士が祈りの生活を続けています。修道士になるためには、厳しい信仰と終生の祈りの意志が求められ、ギリシャ国籍の...

1. アトス半島と修道院 アトス半島はギリシャ北部に位置し、正教徒の男性修道士のみが生活を営む「聖なる山」として知られています。ここには20の修道院があり、約1700人の修道士が祈りの生活を続けています。修道士になるためには、厳しい信仰と終生の祈りの意志が求められ、ギリシャ国籍の取得も必要です。 2. 修道院の日常生活 修道院の生活は祈りと節食を中心に構成されています。食事は祈りの一環であり、修道士たちは肉体的な負担を通じて魂を磨くことを目指します。特に「大斎」と呼ばれる復活祭前の40日間は、厳格な節食が行われます。この期間中、肉や魚、乳製品を避け、心を研ぎ澄まし、祈りに集中することが強調されます。 3. 祈りの重要性 修道士の生活は「祈ること」にすべてを捧げることに焦点が当てられています。彼らは神に近づくために努力し、他者のためにも祈りを捧げます。修道院では、日常的に奉神礼(礼拝)が行われ、聖堂におけるイコンへの接吻や痛悔(悔い改め)の儀式が重要な役割を果たします。 4. 正教徒としての生き方 正教徒としての生き方は、神との関係を深めることを目指しています。自己改革を通じて神に相応しい存在へと変容することが求められます。神の像を取り戻すためには、自由意志を使い、日常生活の中での神への従順さが強調されます。 5. イコンと痛悔 イコンは神とのつながりを象徴するもので、正教徒はその前で接吻をすることで神聖な存在を敬います。また、痛悔は神の前で自己の罪を告白し、赦しを受ける重要な儀式です。正教会では、神の赦しは司祭を通じて行われますが、最終的な権限は神に属します。 6. 文化的・歴史的背景 アトス半島はユネスコの世界遺産に登録されており、自然環境と人間の文化的活動の両方が評価されています。修道士たちの生活は、歴史的な背景を持ち、彼らの信仰や伝統は何世代にもわたって受け継がれてきました。 7. 結論 本書は、アトス半島における修道士の生活や正教徒としての生き方、祈りの重要性、イコンや痛悔の役割を通じて、深い信仰の実践がどのように日々の生活に組み込まれているかを探求しています。修道院での生活は、祈りの中での自己発見と神との関係の深化を促すもので

Posted by ブクログ

2024/08/18

この本では私たちがあまり知ることのない正教の教えをわかりやすく解説してくれます。カトリックやプロテスタントとの違いもこの本を読めば見えてきますし、聖地アトス山が一体どのような場所なのかということも知ることができます。 長きにわたって守られ続けてきた祈りの生活とははたしてどんなも...

この本では私たちがあまり知ることのない正教の教えをわかりやすく解説してくれます。カトリックやプロテスタントとの違いもこの本を読めば見えてきますし、聖地アトス山が一体どのような場所なのかということも知ることができます。 長きにわたって守られ続けてきた祈りの生活とははたしてどんなものなのか。修道士は何を思い、どんな生活をしているのか。 読んでいて驚くような世界がどんどん出てきます。 写真も豊富で、現地の様子が非常にイメージしやすいです。これもこの本のありがたいところです。 著者の語り口もとても読みやすく、楽しみながら知られざる正教の姿を学ぶことができます。

Posted by ブクログ

2024/08/16

正教と、カトリックやプロテスタントとの違いについてのわかりやすい説明はなかった。 正教の聖地である聖山アトスでの暮らしがわかる。

Posted by ブクログ