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「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大月書店 |
発売年月日 | 2021/07/21 |
JAN | 9784272211258 |
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「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし
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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
問題の定義は良いがあまりにも日本側の文献がなさすぎてこの本の主張が単なる意見の押し付けのようにも捉えられてしまう気がした。 学生の小論文と思えばいいが書籍としては物足りなかった。
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卒論の準備で読んだ。 韓国をただ好き」という気持ちだけで突き進んできたが、ふと立ち止まって韓国との関係性を自分なりに考える機会をくれた。難しい理論などはなく、等身大の形で心に響く、スラスラ読める本だった。
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あらすじ(大月書店より)K-POPなどをきっかけに韓国に興味をもち日韓関係の歴史を学び始めた学生たち。しかし、ネットや家族・友人の言葉になんだかモヤモヤ。それはなぜか、自問し、語りあい、モヤモヤの根源を探りつつまとめた日韓関係「超」入門書。(http://www.otsukish...
あらすじ(大月書店より)K-POPなどをきっかけに韓国に興味をもち日韓関係の歴史を学び始めた学生たち。しかし、ネットや家族・友人の言葉になんだかモヤモヤ。それはなぜか、自問し、語りあい、モヤモヤの根源を探りつつまとめた日韓関係「超」入門書。(http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583927.html) ゼミとはまさにこうあるべき。モヤモヤに蓋をせず、考えることが重要であることを教えてくれる。 こういう活動ができる若い世代がいると思うと、未来に希望も持てるね。 朝鮮史周りの知識が高校世界史どまり、ニュースでたまにふんわり耳にするくらいだった私でもとても読みやすかった。 今までなんとなく「どっちの言い分もあるんだろうな」くらいに思ってしまっていた自分が恥ずかしくなった。これまで自分が無意識に目にしてきた情報が日本政府寄りであったことに気付かされ、政府のあまりに不誠実な態度に胸が悪くなる。 朝鮮と日本の問題は決して過去のものではなく、当時生まれていなかったし特に嫌韓感情を持っていない(と思っている)私たちと関係ないものではない。 自国の加害の歴史に正面から向き合い、問題だらけの社会に生きている自分の問題でもあることを意識していきたい。実際に苦しみ続けている個人が存在するのだから、それから目を逸らすのもまた加害的。 以下、引用 コロナ禍では、さいたま市で朝鮮学校の幼稚園へのマスク配布が対象外になったり(その後配布に)、困窮する学生への給付金制度から朝鮮大学校が除外されたりもしました。(p.109) 日本でBLM運動を叫ぶ人びとの一部は、日本で起こっている人種差別が見えていないような、まるで日本には差別がないと思っているような感じがしたからです。もちろん、黒人差別は深刻な問題であり、解消に向けて取り組まなければいけない問題です。しかし、それに取り組むと同時に、日本で起こっている差別、主に在日朝鮮人や韓国人に対する差別にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。 だから、この本を読んだあなたには、まず自分自身の問題として、朝鮮人や朝鮮に対する差別問題を考えてほしいと思います。この問題は過去の問題でも他人の問題でもなく現在の、そして日本社会を生きるあなた自身の問題でもあるのですから。(p.131) 日本ではフェミニズムというだけでどこか怖いものだととらえている人が少なくないように感じます。しかし、メガリアンたちが目指したのはヘイトの連鎖ではありません。男性たちは男性嫌悪を批判するよりも前に、社会に蔓延していた女性嫌悪を批判するべきでした。また、女性たちがそのような過激と呼ばれる行動をせざるをえなかった社会構造の問い直しこそが必要だと言えます。(p.134) 朝国文化好きだからこそ,日本の加害の歴史をしっかり認識していなかったのかもしれません。歴史に目を向けないという選択ができること、難しい間題だと考えることを避けること。「産史と文化は別」だと言えること。これがまさに日本人としてのぼくの特権でした。ほくは日本の加害の歴史を考えなくても生きていける立場だからこそ、なにも考えずに韓国の文化を無邪気に楽しむことができていたんだと思います。(p.140) 直接手を下していなくても、わたしは、だれかを踏み台にする構造の一部分をなしてしまっているのです。そのだれか、とは、在日朝鮮人など日本社会のマイノリティであり、アジアを中心とする国々の日本の加害行為による被害者たちであり、世界中にいる、植民地主義・人種主義・ジェンダー差別や階級差別の被害者たちです。わたしたちの生は、確実にかれらの上にあり続けてきたのです。 もし今、あなたの足元が揺るがされるように感じたら。避けないでください。少し怖くても、その感覚を大切にしてほしいのです。そして,少しずつでも、向き合ってみてほしいのです。その揺らぎを、自分の殻に閉じこもる口実にするか、これから社会を変えていくエネルギーにするか。決めるのはわたし自身、あなた自身です。そして、自らを省みること、あらためることは,決して悪いことでも、自虐的なことでもありません。モヤモヤは続きます。それでもわたしたちはあきらめません。そして一歩を踏み出すあなたの側にいます。(p.159)
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