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自分で名付ける
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/07/15 |
JAN | 9784087717532 |
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商品レビュー
4
60件のお客様レビュー
日々感じるもやもやが爽快に言語化されていて、読んでいて、「なるほど、こういう表現が出来るのか」と新たな発見があった。 生まれたお子さんとの生活もほほ笑ましく綴られており、また読み直したいと思う本だった。
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妊娠、出産、育児を通して、世の中の「普通」ってあまりに凝り固まってるよね。って筆者が語ってくれた。淡々と書かれている文章なのに爽快だった。 子どもを産んだら、できないことが増える、とかそういう呪いを解いてくれた。私は子どもを言い訳に自分の人生を手放すような親になりたくないと強く...
妊娠、出産、育児を通して、世の中の「普通」ってあまりに凝り固まってるよね。って筆者が語ってくれた。淡々と書かれている文章なのに爽快だった。 子どもを産んだら、できないことが増える、とかそういう呪いを解いてくれた。私は子どもを言い訳に自分の人生を手放すような親になりたくないと強く思った。 妊婦に優先席を譲れないほど疲弊しているなら、その働き方を普通としてる世の中がおかしい。普通のハードルが高すぎる。ぐいぐい押さないと降りきれない電車の停車時間設定も短すぎる。 最後に、「母性」というものは結局よくわからなかった、と言ってくれたのも嬉しかった。母性という言葉が女性を育児に縛り付ける呪いの言葉だとして、それをつまり、「めちゃめちゃ大切にしなければならない存在をめちゃめちゃ大切にする」と置き換えて、また私をさらに解放した。
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初めて松田青子さんの文章を読んだ。最初は独特な言い回しやひとつの文にたくさんのことが詰められているのに慣れなかったけれど、読んでいくにつれ、とても魅力的に思った。自分に正直で芯もあるけれど、客観的に社会を見て、おかしいところはおかしいのでは?と言えるところとか。 育児で自分の時間...
初めて松田青子さんの文章を読んだ。最初は独特な言い回しやひとつの文にたくさんのことが詰められているのに慣れなかったけれど、読んでいくにつれ、とても魅力的に思った。自分に正直で芯もあるけれど、客観的に社会を見て、おかしいところはおかしいのでは?と言えるところとか。 育児で自分の時間がなくなっているということを感じず、子どもといる時間が面白くてそれが立派な自分の時間になっているというところ、いいなと思った。 妊娠、出産、子育てとそれにまつわる生活について綴られていて、今までの固定概念や社会の「当たり前」のようなものを、自分の経験をもって本当にそうなのか?という視点で問い直し、「自分で名付ける」というところにすごく清々しさを感じた。が、名字のところ。私は自分の名字に特に思い入れはなく、むしろ結婚して名前を変えられるなんて面白い体験!名字変えてみたい!みたいな好奇心を抱いていたので、名字を奪われて、それが恨めしくペーパー離婚した方のお話を聞いて驚き(´-`).。oOいろんな考えや思いがあって良いと思うしそれは当然のことだと思うけれど、自分にとっての普通や当たり前は他の人にとっての普通ではないのだなと思った(・・;) 最近見た、ドラマでも「母性」について描かれていたけれど私も「母性」というひとつの言葉で一括りにされるのは違うと思う。「母性」というもの自体を否定したいわけではないが、普遍的なものにされるのは違和感を感じるというような感じ。 ◎優先座席を必要としている人に席を譲れないくらい疲弊してしまうのが「普通」の仕事ならば、それはやはりそれを「普通」にしている社会構造がおかしいだろうということだ→納得。
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